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20221031:聞く力=聞くふりして聞き流せる力(現代日本語解釈学) [雑感]

 既に一ヶ月以上前の9月30日付け文化庁国語世論調査結果の公表に依れば
   "姑息"(こそく):
    "本来" の意味:"一時しのぎ" ・・・①
    "多くの現代日本人" の解釈:"ひきょうな" ・・・②
   (日経紙:2022年10月1日付け朝刊社会紙面)

の様に、現代日本人は本来の意味から離れた使い方をしている例が多いとの事だ。
 上記の例では、調査対象日本人の73%、つまり4人に殆ど3人が②と想っているらしい。 自分は・・・と言えば、①の様に習った筈だが、今や②の使い方をしているなぁ・・・(お恥ずかしい限りデス)

 この記事を読んでいたら、我が国の総理大臣ご自慢の "聞く力" も本来の使い方から大きく乖離している事に気がついた。

 以下本文:
 国家行政のトップの座に就いた方々がそれにしがみつく・・・それが人間の本性だとは想う。
 しかし、英国首相はここ何代か続いて最後には党内多数意見&世論支持率に耳を傾けて辞任されていった。 最後の段階で "聞く力" に素直に従った・・・とも言える。

 そうせずに国家権力トップに居座る人は多い・・・こんな "どうでも良いブログ" を訪問して下さっている方々は直ぐさま思い浮かべる政治家/政治屋の複数の名が出てくるに違い無い。

そこで我が国の総理大臣はどうかだが・・・:
 当初は "聞く力" ご自慢だったが、実のところそれは
   そのふりして "聞き流せる力"・・・③

に他ならない事が解ったのは老生だけではあるまい。

 我が国を取り巻く難問が次から次に現れては何事もせずにやり過ごす( ③ )・・・あげくは世論のあまりの批判に急遽見解を変え、 "朝令暮改" と揶揄される。
 追い詰められたあげくに "頷く"・・・これが "聞く力" の今の総理大臣辞書に掲載されている解釈だとさえ感じられる。

話は飛ぶけど・・・:
 頷く事さえしないのが "超円安" だ。
 昨今の外国為替の世界では "政府&日銀の一人負け" で、超円安で潤っているのは外国人ご専用観光業界周辺で、他の殆どどの業界は赤字経営の筈で、中でも原燃料輸入価格の高騰で家計が超苦しんでいるのが私等国民だ。

 自分は好きなお方では無いけど、ユニクロ’トップの方が
   こんな円安で何処の企業が喜んでいるのか・・・

の様な意味の事を発言されていた始末だ。

 昔と違って輸出産業を担う企業の殆どでさえ円安効果が得られないのは原燃料や資材輸入価格高騰に加えて、 "低いままの生産性" を背負っているからだ。
 低生産性を容認する様な業態保護に他ならない "護送船団方式" は、"もやは" って言うよりも "とっくの昔に" 世界には通用していない。 経済産業省はゾンビ企業の淘汰を妨げるべきでは無いが、これを邪魔しているのが所謂 "族議員" 連中だ。

 また超円安は我が国の不動産価格の異常安価を招き、その結果は "日本売り" に繋がっている。 文字通りの "売国" を招いている。
 経済政策を、そして財政金融政策を梶取る政府、財務省、日銀の責任は限りなく重い筈だが、"何処吹く風" の様子しか見えないのが絶望的だ。
 そんな訳で、
   円安効果:
    本来:輸出産業が潤い、その結果として国内経済が活性化される経済を
       生み出す要因・・・④
    現代:原燃料&原材料輸入価格高騰で輸出産業でさえ振るわずに、
       国内景気は冷え切ったままで、このままでは
       "のたれ死に" 待つばかり・・・⑤

ってなっちまった。
 こんな事を喜んでいるのはお隣の半島国家と大陸国家だけに他ならない。
 こんな時、マンガなら "救国戦士" が突如にして現れるんだが・・・

 あまりの円安と、放置する政府&日銀。
 こんな年寄りでさえ、あまりの無責任さに怒りが収まりません。
 無粋な品位の無いブログ・・・お詫び申しあげます。

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