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20230123:考える(トリチウム含有汚染水海洋放出) [ただの私見]

 この夏頃迄に、3.11でメルトダウンした東電福島原発由来放射性元素含有汚染希釈水事故原発沖合に放出する事が決まったらしい。
 国際的に担保された安全性確保迄に希釈してあるので問題は無い・・・と言うのが国の立場だ。

とすれば・・・:
 何も事故現場沖合でなく、我が国の何処の沖合で放出しても良いのでは・・・と言うコメントが視聴者より提案されていると、先週の何時だったかのNHKR1の22時ニュースで紹介されていた。
 余談だが、確か大阪市長だったか知事だったか、
   それだけ安全なら大阪湾で放出する可能性を検討しても良い

と行ったとか言わなかったとか。

 私等は何回も裏切られてきているから、国がどんなに安全だと言っても
   風評被害が無くなる事はあり得ない

と考えるのが極々自然だ。
 今では3.11被害の復旧復興を声高にして主張する政治家はいないし、第一、政治資金問題を抱える人間を復興相に任命して放ったらかしにしているのが今の政府だとしたら、風評被害対策なんぞ、どれ程真剣に考えているのか期待出来ない。
 おまけに情けない事には、東北以外の国民のどれだけが関心を持ち続けているのかさえ疑わしい。

 口でどれだけ言い繕っていても "NIMBY"( Not In My Back Yard )は "健在" だが、今やそれが許される程の余裕は無いのが我が国のエネルギー実情なのでは無かろうか。

またしてもの "とすれば" だが・・・:
 東電の産みだしている電力の多くを関東首都圏居住者が使用している事から、この地域が放出先を提供するのが "道理" ではなかろうか。 つまりは房総沖合とか東京湾とかでだ。

 消費者は金銭的負担に加えて環境負荷に迄責任をもって初めて消費者たり得る・・・今やそう言う時代なのではとさえ考える。
 子供手当を該当都民全家庭へ給付する程、政府に先立って我が国の成り立ちをお考えになっている都知事のご見解を伺いたい。

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