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20170108:"刑事フォイル" の再開を ”素直に” 喜ぶ [ミステリ三昧]

 前々年9月から前年3月まで28回に渡ってNHKBS・日曜21時から放映された "刑事フォイル"。
 第二次世界大戦下、英国南部の小さな町を舞台に繰り広げられる犯罪捜査と人間模様を織り交ぜたドラマ。
 フォイルを演ずるマイケル・キッチン(←007シリーズにも情報部関係者として出演した事があります)も含めてシナリオ自体が地味ながら味わいは深く、とても気に入っていた。

 英国では既に終了したシリーズとの事で、全28話。 NHKBSでは一話を前編と後編に分けた2回の放映で、1月8日からは10回、従って5話を放映する様だ。
 全28話の内、14+5=19話で、残りの9話は来年の話になるかも知れない(何としても生き存えなければ!)。

 我が国のミステリー番組にも味わい深いシリーズもあるが(:自分は "陰の季節" や "臨場" が好み。いずれも再放送でしか観る事は出来ないのが残念)、刑事フォイルを好むのは極く一部のファンに限られよう。

 ところで、昨年初、同じNHKBSから ”クロスロード” が制作・放映された。
 犯罪捜査と人間模様を織り交ぜているものの、最終回(第6回)で唐突に、余りに唐突に、犯人と目された人物が東日本大震災被災者の中に紛れていた事が指紋等から判明したところで終わり。

 余りのご都合主義に驚いた。
 と同時に、震災被災者を冒涜するに等しいストーリーの終わり方に怒りが込み上げてきた。

 番組掲示板に投稿したものの無視され(:掲示板って、翼賛的なものしか挙げていないのですネェ・・・)、あげくはNHK本体への意見投稿しても梨の礫。

 主役の二人と脇を蒼々たる役者で揃えたにもかかわらず、無責任なお粗末シナリオで、これでは役者に失礼だ。
 館さんも神田さんも、多分NHKだから・・・と思って文句を言うのを控えていたのだろうと思った次第です。

 そんな腹立たしいNHKBSだが、今回の刑事フォイルの再開は素直に喜び、鑑賞に耽りたい。

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