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20200101:捕物帖に出会う [ミステリ三昧]

 新年明けましておめでとうご御座います。
 
 丁度一年前、”修道院ミステリ” をブログ投稿しました(*1) が、今年は一転、”捕物帖” です。

 捕物帖は広い意味で推理モノとされますが、本格モノのような厳密な論理構成は無いに等しい。
 専ら “江戸時代”、それも “お江戸八百八町” を舞台とした単純な事件を市井風景を巧みに織り交ぜた “お気楽” な “娯楽小説” と言った方が的を得ている・・・と自分は考えている。
 勿論、現役作家による捕物モノもあるが、自分好みはあまり・・・
 今は昔になっちゃうが、既に物故された方々の殆どの捕物帖シリーズを読み込んでいたが、その多くが今では絶版だ。

が:
 今の世の中、”オンデマンド” 出版システムがあって、一冊でも製本版がネットで手に入る。
 何でも書籍を探し出し、高精度PDF化⇒ディジタル変換し、手を加えて原本を忠実に再現するのだという。
 その分、お高いが、懐かしい物語に書籍として再見できる楽しみが最高だ。

 今、嵌まっているのは
  城 昌幸:若さま侍捕物帖

だ。
 中身は単純明快で、筋らしい筋もあったモンじゃ無いが、寝る前のほんの10分もかからないで一編を読み終える短編集が多い。
 今は昔、日本映画、それも時代劇全盛時代、故・大川橋蔵主演シリーズものが流行ったし、フジTVがドラマ化した事もあった(東山紀之主演)。

 社会派推理モノの様な複雑な人間関係を背景とした筋はそれはそれで面白いが、せめて暮れから正月にかけてくらい、単純なお話に接したい。
 そんな訳で今夜はあの “格付けチェック” を見終えたら捕物帖の世界へ入ります。
 こんな時の寝酒は “(日本酒)古酒” に限りますなぁ・・・

末筆ですが:
 本年も “どうでもいい” ブログにお立ち寄り戴き有り難う御座いました。
 相変わらず “どうでもいい” ブログしか投稿出来ませんが、お時間あればご訪問下さいます様よろしくお願い申しあげます。
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(*1)20190101:”ブラザー・カドフェル” に出会う


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