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20231203:政治献金 [雑感]

 政治献金は本来なら決して "不浄" なモノでは無い。 政治家の "清く" "正しい" 活動を支援するものだ。
 だから政治信念に基づく献金ならいいのだが、特定業界からの権力者への献金には "見返り" が見え隠れする "胡散臭さ" が漂うのは、これ迄の我が国の政権歴史を振り返れば残念ながら避けられない。

 老生の様に繰り返される "政治とカネ" に纏わるスキャンダルを観聞きして来ていると、我が国ではこれは根治出来ない病巣の様にすら観えてしまう。
 今度もその類いか・・・と、想わず疑ってしまっている。

と言うのも・・・:
 青柳仁士議員(@日本維新の会)が先月22日の国会で明かした事に依れば
   岸田総理大臣と武見厚生労働相が
   日本医師連盟(日医連:日本医師会の政治団体)から
   高額の献金を受けている

との事で、更に東京新聞の報道では
   その献金額はそれぞれ¥1,400万円、及び¥1,100万円

と言う。
 ヒョエ~・・・

 思い違いであれば良いのだが、老生には日医連は
   - 開業医師の殆どが加入していて、
   - 常に政府に診療報酬引き上げを強要する

国内最大級圧力団体・・・との記憶しか残っていない。
 国民を無視した形でその押しまくりに辣腕を振るったのが会長だった故・武見太郎氏で、現・厚労大臣の父君だ。

そんな時・・・:
 こんな偏見的印象しか持ち合わせていないからだろうか、医療ジャーナリストである那須優子氏によるネット解説が眼に付いた(11月25日時点)が、それを要約すると、現政権は

①1月には、勤務者等が加入する全国健康保険協会(通称 "協会けんぽ" )の健康保険料率&介護保険料率、失業保険を4月納付分から値上げすると発表。

②フリーランスや自営業者が加盟する国民健康保険料についても、10月27日に開かれた社会保障審議会医療保険部会で、2024年度の国民健康保険料を上限¥104万円から¥106万円への引き上げを決定。

更に
③政府税制調査会で、
   -退職金や通勤手当への課税
   -生命保険控除の廃止
   -16歳以上の子供を育てる育児世帯への税控除額の縮小
   -週10時間以上働くパート主婦にも雇用保険加入
と、増税プランを検討。

・・・との批判オンパレードだった。
 あげくは総理大臣を "令和の悪代官" とまで言いのけていた。 但し、"越後屋" は誰なのかは記していない。

 観聞きした事もあれば初耳事項もあったが、この様な解説に接すると、偏見的先入観が身に染みついている老生には
   政治献金の "威力"

を見せつけられた様にしか感じられない。
 故・松本清張氏存命なれば、
   "日本の黒い霧"

の一編として医師会/政界の絡みに切り込んで呉れるであろうに・・・
 老生は運良く優れたかかり付けのお医者様に恵まれているが、その中の開業医の方には日医連に加入しているのかどうか、確かめたくは無い。

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