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20221217:順序が逆立ち(防衛力増強は解るけど) [雑感]

 現下の露国によるウクライナ軍事侵略や我が国周辺国家の軍事的威嚇の様を観れば、自ら軍事力の増強を図る必要性は老生の様な人生第四コーナーを廻った者にも理解出来る。

が・・・・:
 外部環境分析に基づく必然的な防衛力増強の中身を私等国民に解る様に説明もしないで、GDP2%以上を前提とした予算枠拡大とその財源、ひいては全国民への増税負担を求める・・・岸田総理大臣殿、そりゃぁ進め方が間違っていやぁしませんか。 ましてや、たばこ税や復興税から摘まみ食いして間に合わせ様とする小手先だけの扱いからは防衛政策のあるべき理念が自分には見えない。

さて:
 何故だろうかと自分なりに考えてみた。
 岸田総理大臣は故・宮沢喜一氏以来、30年振りの宏池会ご出身総理との事だ。 
 その故・宮沢喜一氏が総理大臣だった時、当時の英国首相であった故・サッチャー氏らとの首脳会談の席だったか、話題/議題について
   これをどう想うのか? あなたの考えは?

ってお得意の英語で "質問(ばかり)を連発" していたら、故・サッチャー氏から、
   そんな質問ばかりしないで、たまには "自分の考え" を言ったらどうだっ!

って嗤われ、
   アンタは "聞くだけ" か

ってやり込められた・・・って記事を読んだ記憶がある。
 成る程、宏池会とは "聞く力" を養う派閥だったんだ・・・なぁ~んちゃって。

 その宏池会は自民党の中ではリベラル派らしいが、岸田総理大臣からは国家観を聴いた事無いし、何事に於いても政治信条を明確に伝えて貰っていない・・・故・宮沢氏以来の伝統の様だ。 自分だけの判断かも知れないけどなぁ。

とどのつまりは:
 こう言う言い方が失礼極まる事は許して戴くとして、防衛費増大は前々総理大臣の遺言の様な感じで受け取っているだけで、とりあえず予算枠だけ確保しておいて・・・って感じなんだろう。

 このままじゃぁ、どこの企業だって納得しかねる法人税 ↑ に備えて大幅 ↑ 賃上げを控えて自粛しちゃうだろうし、放っておかれる円安効果で狂乱物価は収まる筈も無かろうし、景気回復なんぞはお伽噺だ・・・なんて、経済学者で無くとも解ろうと言うもんだと想う者であります。
 おかげで、自分はいつの間にか "憂国民" になっちまった様です。

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