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20190303:TV出演する国際政治専門家/評論家って・・・ [ただの私見]

 柄にも無く2月27日からの二日間に渡った米朝首脳会談@ハノイ市(ベトナム)のニュースを興味を持って見て聴いていた。
 大方の “予想” を裏切って合意に至らず “物別れ”、もっと率直に言えば “決裂” に終わった。
 外交儀礼上、米国大統領も国務長官も相手を非難する事無く、次回会談の予定はないものの会話は続ける用意はあると表明している。

 本会談に入る直前の顔見せセレモニーの席で、恐らくは史上初となる記者からの質問に "にこやか" に応えた北の独裁者の会談後記者会見は無かったのは当然だろうが、先ずは側近が決裂の責任を米国へ転嫁させるに違いない。

 “安易な妥協が無かった” と言う事で、当事者外で当面は一番安堵しているのは我が国総理大臣、一番がっかりしているのは半島南のトップと言う、皮肉な結果となった。 何せ半島南トップの究極の狙いは “南北統一/反日半島形成” の筈だったから・・・とは "飲み友" の見解。
 ふうぅ~ん、そうだったのか?!

ところで:
 28日午後、現地に乗り込んだ報道陣とTVニュースキャスターの慌て様はみっともない程だった。
 加えて、TV番組に出演していた “言うところの国際政治評論家” とか、”アメリカ政治 または半島政治を専門とする識者” は事前に誰一人とも予想もしなかった結果に “苦しい言い訳” しか出来ていなかった・・・様に自分は感じ取りました。

 二日目の拡大会議開始前のテーブルで向き合った両国からの出席者を見て自分が?と感じたのは、何と米国側の方が一人多い! 画面左側一番手前のボルトン補佐官だ。
 この方は "ネオコン" の代表とも言われてきていて、前のブッシュ(子)政権時に話題をまいた方だ。 最後の段階になって "表" に出てきたからには波乱あるのだろうか?・・・とさえ感じ取った。

 だのに殆どの専門家・解説者はこれに触れていなかったのはお粗末だった。
 自分が見て聴いた範囲に限れば、冷静に論評を下していたのは手嶋隆一氏(外交ジャーナリスト;元NHK・ワシントン支局長)だけだったです。

 TVに出演する政治評論家とか半島専門家とかいっても、豊富な情報は持っている筈なのに素人と同じような見解しか持ち合わせていない人等が殆ど・・・と言う事が “よぉ~く” 解りました。
 てへっ!


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