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20200820:編集の恐ろしさ(TVニュース) [雑感]

 もう大分前の事、確か今月5日だったと想う。
 二つのTV局が同じ出来事を報じていたのだが、その扱いが全く異なり、結果として受け取る印象が大違い・・・って例をまざまざと見せつけられた。

1.出来事("ファクト"):
 "GoGoトラベル" キャンペーンに乗じて、20歳台女性@神奈川県在住が仲間と数拍の沖縄旅行に参加。
 夜はクラブとかも訪ねて、マスク無しで飲み会等歓楽街で過ごした。
 翌日か翌々日に発熱はあったが、間もなく下がり、気にもしないで帰路へ。
 その週末には近場へ宿泊旅行。
 今度は発熱しても下がらない。
 が、地元保健所との連絡が付かず(電話に出ない)、更に地元病院でも実質的にPCR検査が出来ず、遠くの医院@栃木県をネットで見つけて受検し、翌日陽性と判明。
 今は地元保健所の指示で隔離治療を受けている。

2.C*S局の扱い:
 不要不急なのに沖縄へ出かけ、あまつさえ夜の歓楽街で遊びほうけ、マスクもせずに飲食している事を "自覚の無さ" と指摘し、罹るべくして罹ったとの批判的な視線で編集されていた。
 受け取り側は "尤もだ" ・・・ との感じだ。

3.T*S局の扱い:
 発熱が続いていても、地元保健所には連絡がとれない事を指摘し、その対応が3~4月時と何ら変わっていない事への批判的な視線での編集。
 受け取り側は "厚生労働省の保険行政は独占だから変わり様が無い" ・・・ との感じだ(∵省益第一/国民健康第二だから)。

つまりは:
 C*Sでは本人の自覚の無さを批判する立場、T*Sでは保健所対応を批判する立場での編集に見えた。
 C*SもT*Sも共に政府の発表を鵜呑みにはし無い局と理解しているものの、編集視点が大きく異なり、見聞きする私らの受け取りは大きな違いが引き起こされる事になった。

 延長線上の論点として、国の基本方針等の超重要案件の報道が局によって編集が意図的に行われる様になれば、いずれは "大衆操作" へと繋がり、恐ろしい気味悪さを感じた次第です。
 用心、そして用心です・・・なぁ。



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