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20210323:”酷い” ミステリがあった(今更乍ら ”3.11” 記事で想い出す) [雑感]

 本ブログは2年前の投稿ブログを一部切り取って再編/推敲したものです。

 もう2週間程も前になるが、3月10日付け日経紙朝刊社会紙面見出し記事は:
   "東日本大震災10年"
    - 身元特定 時間との闘い
    - DNA試料採取困難に
だった。
 添えられていた写真のキャプションには
   "東日本大震災から10年となるのを前に、
   行方不明者の捜索をする岩手県警の警察官(2日:岩手県山田町)"

とあった。
 未だに行方不明者2,526名で、行方を求めている遺族の方々がこの何倍もいる事になる。 この方々にとって東日本大震災は終わってはいない。

ところが:
 そんな遺族を “逆なで” するTVドラマを5年前にNHKBSが放送していた。
 “クロスロード” だ(2016年2~3月;確か6回連続)

 殺人事件を題材としながらも人間模様を描く野心的なドラマとの触れ込みだったが、迷走する捜査の最中、最終回になって突如、指紋照合から
   “犯人が3.11被災者の中に紛れ込んでいたので被疑者死亡”
にして急遽終わり。

 推理とか捜査の成り行きを追う筋書きも何もあったモンじゃ無く、“ご都合主義の極み” で、番組掲示板に批判コメントを投稿したが採用されなかった(掲載されていたのは礼賛投稿だけのいい加減さに呆れた)。
 老生に言わせれば、これ程に酷いドラマは後にも先にも無い。 冒頭の様な厳しい現状を記した記事に触れる度に、こんなドラマを仕立てた脚本家に対して腹立たしい想いを繰り返す。
 NHKには “チコちゃん” とか “ブラタモリ” の様なお気に入り番組があるんだが・・・どうしようも無いドラマ脚本家を抱えている事に腹が立ってしょうがないのです。

ついでに:
 敢えてNHK史上とは言わずに、全ミステリ・ドラマ史上最悪だとも言いたい。

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