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20230617:DXは進まない/進めない&AI判事早期期待説 [ただの私見]

 マイナカード・トラブルを観聴きする度に、我が国ではDX(デジタル・トランスフォーメーション)が遅々として進まない・・・って言うよりも "進めない"。
 仕掛ける方にも仕掛けられる方にも論点過多だ。

 我が国のICT(情報通信技術)を牛耳る大手企業は限られていて、それぞれが中央省庁に入り込み、自社システムを導入して相互侵入させない様にしているから、政府全体の統一的な、かつシームレスなシステムが構築されちまっては旨みが無くなってしまう。
 だから国が進めるDXには初めっからハードルの数が多く、かつ高い。

 一方の役人や、果ては一般市民等の利用者の多くは依然として "紙信仰" が強く、社会全体がDXをすんなり受け止められるのは巷間伝えられている "Z世代" が現役主役になる頃だろう・・・とは老生の印象だ。 早くて10年、遅くて20~30年・・・ってところか。
 つまりは、DX化された我が国を老生が観る事は無いだろうて。 へっ!

特に:
 裁判所が貴重な裁判記録を廃棄して、最高裁事務方が謝罪したが、単にそれだけで責任は取らないし、また記録のデジタル化保存には完璧な迄に全く以て後ろ向きだ。
 これではマイナカードで今起きているトラブルの本質を見逃してDXを否定的に捉える風潮を後押ししている様なもんだ・・・って想っていたら、珍しくも老生と同じ、あるいは近い論旨を観た:
   マイナカード騒動の教訓(執筆名:大愚)
   (日経紙:2023年6月7日付け朝刊マーケット情報)

 さすがにこの記事には無かったけど、先例主義に縛られている裁判の世界では、判事の多くはAIで代替出来るのでは無かろうか・・・とさえ想ってしまう最近の判例だ。
 そうしてはならじ・・・って裏事情があるが故の裁判記録DX化を拒む真の理由ではなかろうかとさえ邪推してしまう。 DX化されれば先例なんぞ即座にわかるからねぇ。
 早急なDXが求められてしかるべくは司法の世界かもだ。

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