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20230418:走れない・飛べない(恐竜の真実) [雑感]

 "ジュラシック・パーク" に始まる恐竜映画・・・CGの凄さに驚くと共に、韋駄天の如く走り回る、また大空を滑空するが如く飛び回る・・・その躍動感に酔いしれたものでした・・・シリーズ化されると "人間との共生" って言う "しんどい話" が加わり、自分はチコッと引けてしまったのだが。

ところが・・・:
 どうやらホンモノの恐竜は
   - モタ*2した鈍重な歩き
   - 走るのは出来ても、せいぜいほんの数m程度
ましてや
   - 重たい図体を羽ばたきだけで空を飛ぶのは至難な技

らしい・・・って事が、最新の研究成果を活かしたシミュレーションによって明らかになってきたそうだ:
   SF映画の「王者」、実は鈍重
    -常識を越える-新・恐竜図鑑(上)
   (日経紙:2023年4月9日付け朝刊)

 恐竜のモデル化の際、従来は無視されてきた骨への体重負荷を考慮に入れた新たなシミュレーションの結果、これ迄の "定説" が覆されたのだと言う。 SF映画の様に走りまくったら "骨が折れちゃう" そうだ・・・成る程ねぇ。
 考古学と言えば、
   - 化石を掘り起こして
   - 適当に肉付けして
   - 姿形を作り出して・・・

なんて素人考えでしたが、最近はコンピューター・シミュレーション技術が精密になってきていて "計算科学者とのコラボ" になってきているんですねぇ。
 段々と "科学" へと変身しつつあると言う事でしょうか?・・・って言ったら素人の言い過ぎかも。

そう言えば・・・:
 恐竜の骨組織の精密測定も "放射光施設" を利用した最新手法が我が国で発展してきているそうです:
   恐竜の骨組織くっきり
    -福井県立大 化石切断せずに撮影
     (スプリング8@理研兵庫)
     (日経紙:2023年4月8日付け夕刊)

 放射光利用技術に関しては我が国はフロント・グループにいるので期待しています。 福井県頑張って!

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