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20231011:”報道しない” 罪と罰 [ただの私見]

 "言論の自由" とか "報道の自由" とかは実に頻繁に耳にする言葉で、多くのジャーナリストが "金科玉条" としている。
 民主主義の建前として当然の事と想うが、それは "社会正義" を守る為に "権力側の不都合/巨悪" と対峙して陰険な圧力に屈せずに "報道して質す" 場合にこそ貫いて欲しい事だ。
 が、現下のJ-芸能事務所による人権侵犯事件で観られた報道機関の "沈黙" とは "言論(しない)の自由"/"報道(しない)の自由" なのか。
 報道する事を使命とし、言論の自由/報道の自由を御旗に建てるのであれば、犯罪事件の限りに於いて社会正義を守る立場であれば
   "報道しない" 罪と罰

が当然あってしかるべきだと老生は考えざるを得ない。
 各TV局が
   "人権意識" が低かった、"忖度" していた、"反省" する

程度の釈明で済まし、結局は何の "責任も取らない" 姿勢を観ていると、"報道しなかった罪" があっても・・・偏屈な老生は頑なにこう想うのデス。

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20231010:”OK” リスト(省庁主催委員会) [ただの私見]

 あのJ-芸能事務所による第2回記者会見(2日開催)で "NG記者リスト" の存在がバレて、ここぞとばかりにメディア側の事務所&主催機関&司会者への狂おしい迄の "叩き" が続いている。
 端から見ていると、まるでこれ迄の鬱憤やら不満やらの "意趣返し" の様だ。 そこには、ジャーナリズムの欠片、即ち事務所側の人権侵犯事件を質して社会正義を貫こうとする姿勢なんぞ、1%も見られないし、司会者が元NHKアナだった事も攻撃要因とさえ想える程だ・・・と感じるのは老生だけとも想えない。

この有り様を観て想い出すのは・・・:
 国が何か施策を進めたい時に第3者から "賛意" を得た根拠として主催する**委員会の成り立ちと運営の仕方だ。
 ステーク・ホルダーを集める・・・は表面的で、実態は反対しない大学とか団体、更には施策内容に精通している民間側からの人材を集めて委員会を構成する。
 これって、記者会見における "OK記者" だけの集合みたいなもんだ。
 内閣府とか中央省庁、果ては地方自治体が主催する何とか委員会のとりまとめ "原案" は、基本は主催元からあらかじめ用意されていて、多少の修正/加筆するだけで "一丁上がり" ・・・ って言う仕組みが多い。
 これは老生の経験からの結論で、同じ見解の方々もおられる筈だ。

 ここ迄書き上げていたら、某・元NHKアナが司会した何とか記者会見で、"質問OK記者リスト" をあらかじめ手渡された事があったと "あっけらかん" として言いのけた・・・ってネットニュースを観た。
 主催元は記者会見を都合良く仕上げたいだろうからして十二分にあり得る話だ。
 根に流れる "臭い" は同じだ。

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20231009:勝手読み(ノーベル賞受賞者予測) [雑感]

 本日の経済学受賞者決定で、やっと今年の "騒ぎ" が終わる。
 今年も各紙/各TV局も話題造りの一環として "日本人候補" を何人も挙げていたが、これ迄のところではどこも予想を外している。 どうしても "身贔屓" が入り込むからしょむ無いところはあるのだろうが、世界は広い訳だ。
 それにしても心配なのはノーベル賞は生存者のみが受賞対象なので、ご高齢候補者の事だ。 "ハレ" の受賞決定迄、ご健康を祈るばかりだ。

 実は知り合いに某全国紙の本社詰め男性記者がいるのだが、その彼によると、例年夏頃から国内外の最新情報を集めて各受賞者予測を進め、その履歴や功績のデーター更新等の準備を終えて "緊張" の10月を迎えるそうだ。

 予想が見事的中・・・って事は殆ど無くて、あの吉野氏(Li-イオン電池開発で2019年化学賞受賞)は、候補者リストに記載していながら余りに長い間外していたので、決まった時には
   これでフォローは終わった

で、"喜び" よりも "むしろホッと" したそうだ。

 想定外の受賞分野/受賞者だった時の慌て様は "二度とゴメン" の気持ちで、2021年物理学賞が "気象学"/真鍋氏だった時は真っ青になったとの事だった。 気象学の "気の字" も考えた事が無かったそうだ。 この受賞は世界の驚きでしたねぇ。

それにしても:
 今年の受賞分野である "アト秒"(物理学賞)とか "量子ドット"(化学賞)を候補対象に取り上げたところは、少なくとも老生が知っている限りでは無かったか。
 発表会場では選考委員側による解説があったが、どこのTV局の速報でもその引用だけで、如何に "準備稿" が出来ていなかったかを窺わせていましたよ(老生個人の印象デス)。
 mRNAワクチン創出に関わる生理学医学賞は昨年の有力候補だったが、着実な実績確認をした上での一年遅れだったのかも・・・とはバイテク関係者から聴いた話だ。

 かの記者に、来年はどんな業績が対象になるのか・・・って聴いたら、
   もう全く予測できない

って返事でした。
 それでも
   来年9月下旬には予測記事をまとめなければ

・・・だそうです。
 大変だねぇ。

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20231008:聞き覚え(司会者@J-芸能事務所第2回会見) [雑感]

 中途しか見聞きしなかったが、先週2日(月)午後の記者会見を仕切った司会者の "声" に何となく聞き覚えがあった。
 直ぐには想い出せ無かったが、翌日のネットニュースで元NHKアナの "松本*也" 氏と知った。
 そうか、あの
   ”英語でしゃべらナイト”(NHK’TV)

の司会者だった・・・ってやっと想い出した(ネット記事では、"のど自慢大会" や "大晦日’紅白" の司会もしていたとの事だったが、老生はこの種の番組は観ないので知らなかったのデス)。 そう言えば、釈由美子さんや押切もえさん、それにパトリック・ハーランさん等がほぼのレギュラー・ゲストだった時のだ。

 記憶に残っているのは、松本氏がロンドン市へ出張し、現地で慣れない英語で "奮戦" する中で、ハイドパークの、例の "演説台(@スピーカーズ・コーナー)" で勇敢にも演説しようと挑戦する場面だ。
 今となっては実際に演説台に立ったのか、結局は尻込みしたのだったのかさえ想い出せないのだが・・・
 老生の数少ない海外出張の中でその演説台を眺めた経験があって、自分にはそんな勇気はないなぁ・・・って事はよく覚えている。

 体調を崩して退社されたとは知っていたが、今は元気を取り戻して活躍されている模様だ・・・良かったです。
 当日の段取りでは質問者の指定に手間取ったりして、もう少しの仕切りがあった方が・・・なんて感じたりしていましたけど。

しっかしぃ・・・:
 芸能関係者の質問には相変わらず "品性" が感じられない一方で、会見運営側では "質問させない記者"、つまりは "NGリスト" が用意されていた事がバレて、会見は茶番じゃないのか・・・って声もあって、後始末・・・って言うか、これからが正念場ですなぁ。

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20231007:恥ずかしい( ”国語世論調査結果” を知って・・・) [自分の事]

 国語施策参考として文化庁が実施している表題につき、昨年度の結果が公表されている(同庁ウェブサイト:9月29日付け)。

それによると:
 調査対象:全国16歳以上の個人
 調査時期:2023年3月
 調査方法:郵送法(調査対象総数=6K人)
 有効回収数(率):3,579人(59.7%)
 調査項目:
  - ①:言葉の使い方
  - ②:情報の入手先
  - ③:ローマ字表記
  - ④:慣用句等の意味など

 これ等の中でTVや新聞等メディアで話題になったのは "④" で、典型例として以下が紹介されていた(日経紙:2023年9月30日付け朝刊社会紙面も参照):

1:”涼しい顔をする”
 -A(本来意味):関係あるのに知らんぷり・・・回答者の22.9%
 -B(新?解釈):大変な状況でも平気そうにする・・・同61.0%

2:”忸怩(じくじ)たる思い”
 -A:恥じ入るような思い・・・回答者の33.5%
 -B:残念でもどかしい思い・・・同52.6%

3:雨模様
 -A:雨が降りそうな様子・・・37.1%
 -B:小雨が降ったりやんだりしている様子・・・49.4%


 後期高齢者であるところの老生は何と
   全てB

と想い込んでいる多数派だった・・・とは!(泣)

 いあやぁ・・・全く、忸怩たる思いで胸が満杯です。
 実を申し上げると・・・ "忸怩" なんて用語、人生で今初めて使った程なのです。

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20231006:ついにやった! ホームラン王(ア・リーグ@MLB) [雑感]

 この2日(月)午後のTVは、オータニ選手が44本のホームランでア・リーグ’タイトルを獲得したニュースで盛り上がっていた。
 全試合数162の内、出場135試での快挙だったが、先月前半からは右腕及び右脇腹故障で欠場を続けていて、猛追する2番手&3番手のホームランが出る度にヒヤ*2していた。

 強打者相手には "故意" を含めた "四球攻め" が相手チームの強い戦術の筈だ。 MLBだからこそだろうに、加えてアメリカ大陸外からの選手に栄冠を取らせたくない気持ちが湧く事はないのか・・・そんな "懸念" も(チコッとですが)頭を掠めていたが、今ではそんな気配は無かった様だ。
 我ながら恥ずかしかった次第だが、それと言うのも、かっての我が国プロ野球では海外助っ人強打者に "王選手’記録" を抜かせまいとする事例があったとされるからだ。
 とにかく良かったが、オータニ選手は例外的な "才能+勤勉+パワー" の持ち主だからこそ・・・としたら、故障を完治させて来季の更なる活躍を期待出来る筈だ。
 そう信じたい。

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20231005:ついにやって来た ”AI-失業” [雑感]

 大方の予想に反して早くも米国ではAIが雇用を奪う "AI-失業" が現実となってきている・・・って衝撃的な記事だった:
   「AI 失業」 米で現実に
    - 1~8月、事務など4000人削減
    - IBMは配置転換加速
   (日経紙:2023年9月24日付け朝刊)

 記事によれば、通信大手 "TモバイルUS" はAIで代替できる事務部門の雇用削減に踏み切り、従業員の一時解雇を始めたそうだ。
 同社は
   テクノロジーの進歩についていかなければならない。
   会社が成功している間に 「次の章」 を描かねば・・・

としている。 つまりは、"先手必勝" って訳か。
 雇用削減対象となるのは、経理や人事等の業務に関わる従業員が主で、一方、高度なスキルが必要な知識労働雇用機会は増える見通しらしい。
 STEM(科学・技術・工学・数学)とか医療などの専門職は対話生成AIの活用によって生産性があがり、その結果として作業量が増えるとの見方だ。
 この流れはEUへ向かい、次いで我が国へも・・・と考えると、今のZ-世代の中から飛び抜けた人材が現れない限り先の見通しが立たない会社が続出する・・・とは窺い過ぎか。
 すでにそう言う時代だとすると、世の流れは極めて速い。 のんびりとエッフェル塔観光している議員先生方に政治は任されまい。

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20231004:”チップ” 20%時代(米国レストラン事情) [雑感]

 何でもカンでもインフレ・・・って事情は何処も同じらしいが、あのNY市内では家族でラーメン等食べに行ったら日本円で¥10K-近くもするってと聴いた事がある(今は極端な円安ドル高だしねぇ)。
 老生の乏しい経験では、米国での食事の際のチップは10%程だったが、今では20%、それに "従業員の保険料" も加わる店舗も現れた様だ:
   米国でもチップ不要論
    -「最低20%」 に高騰、家計の重荷に
   (日経紙:2023年9月25日付け朝刊インサイドアウト紙面)

 コロナ禍で飲食業界が苦境になってきている上に、チップ無しでは生活出来ない店員問題等が重なっての事だと言う。
 そんな中、驚いた事にチップに加えて店員保険料等を課すところもある様で、その一例が示されていた:
   食事小計:$64-
   "従業員チャージ" 5%:$3.20-
   税金:$6.38-
   合計:$73.58-
   "チップ" 20%:$14-
   ---
   総合計≒$88-

 ここでの従業員チャージとは、
   医療保険+有給休暇+研修費用+まかない+確定拠出年金

との事で、正直に申し上げて老生は "眼が回った"。
 我が国レストランはチップなしだから、見かけはこう言う眼に遭わないで済むのは大変有り難い事だ・・・まぁ、隠されているだけかもしれんが。

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20231003:辛くもの ”逃げ切り” だった(対サモア戦@ラグビーW杯第3戦) [ラグビー]

 撃破!・・・って見出しの報道/記事もあったけど、あと5分程もあったら "どうなったか" は・・・想いたくも無い:
   日本:サモア=28:22(前半=17:8 & 後半=11:14)

 トライ/コンバージョンされたら "お終い" だった。
 後半戦、レッドカードで14名になったサモアの力業はそれでも集中していて、押れ気味の我が日本代表はかろうじて耐え抜いて逃げ切った感じだ。 疲労度限界に見えたし・・・

 この試合では珍しくもリーチ・マイケル選手がラインアウト時の投げ手(スロワー)になった事だ。 老生は観た覚えが無い。 堀江選手が危険プレーでシンビンを喰らっていた時の事だった。
 やはり "投げが失敗" してあわやのピンチを招くところだった。

 この対サモア戦で負けていればベスト8入りは駄目だっただろうから、とにかく勝ちを取ってよかった*2。
 リーグ最終となる対アルゼンチン戦は修羅場になるだろうが、女神が身方してくれる事を祈るばかりでありまする。

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20231002:本音?( ”レイシズム” は無くならない) [雑感]

 昨年3月に首都ダブリンで開催された体操大会に於けるメダル授与式で、黒人少女だけをのけ者にしたアイルランド体操協会。
 その有り様がSNSで公開されるや、"人種差別" との批判が巻き起こって話題となったついこの間のニュース。

 実に不愉快な映像でしたねぇ。
 著名なオリンピック・メダリストが批判するに及んでア-体操協会が言い訳表明したのはこの9月になってからだ。
 差別された少女の両親が抗議しても協会の方は相手にしていなかったとの報道もあった様だ。

 アイルランド人は米国ではWASPの中でもどちらかと言えば傍流で、主流からは差別されてきていて、その流れが変わったのは故・J.F.ケネディ大統領以降の事とも聴いている。
 そのアイルランド人も心底ではレイシズムに染まった類いもいた訳で、図らずもそれがバレてしまった・・・そんな印象を受けてしまったのでした。 "多様性" の尊重・・・米欧から発生したこの流れに逆らう渦の存在は隠せない様だ。
 まぁ、私等日本人の中にもそんな類いはいると想うけど・・・

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20231001:補糖ビール [雑感]

 老生はビールを "積極的" に楽しむ事は滅多に無いので実情に疎いが、"補糖ビール" があるとは知らなかった。
 某地ビール製造/販売会社(@神戸市)が、地ビールを缶詰にする際に未認可の "砂糖" を加えていた銘柄を数年に渡って販売していたそうで、これを国税庁が
   - 砂糖添加は許可条件違反
   - 砂糖添加ビールは発泡酒とする規程

としていた事から、少量生産地ビール優遇酒税を取り消し、過年度に渡って発泡酒扱いの税徴収するとの報道だ(日経紙:2023年9月26日)。

 ビールに限らず飲料等の配合は生産者側にとっては "秘中の秘" だと想うが、法律に違反してはいかんなぁ。
 ワインでもアルコール濃度↑の為に、またついでに発泡させる為に補糖する場合があるけど、国や地域によって厳しい制約が課せられているのが普通だし、禁止している地域だってある。

因みに:
 余計な心配だが、ビールに砂糖が少量でも加えられたら "ピント外れ" の味わいにならないのかなぁ。
 とすれば少しの酵母を残している段階での補糖でアルコール発酵させて濃度調整していたのだろうか。 そうすれば缶内に閉じ込められた二酸化炭素ガスで缶開けの時に発泡するだろうしなぁ。
 どんな事情があれ、お酒造りは公明正大であって欲しい・・・そう願うばかりデス。

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