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20170328:ミステリーお笑い考 ③殺され役 [ミステリ三昧]

 小説・コミックス(自分には “漫画” と言った方がピンときます)・映画・TVドラマ・芝居等を問わずミステリーものが好みですが、“殺され役” を演ずる役者さんは、つくづく大変と同情します。

 高い所から突き落とされたら不自然な格好でじっとしている、カメラがアップしても微動だにしてはいけない、解剖場面では裸になって肢体を晒す、腹が出ていたら惨めだし、撮影中は息を止めていなければならない。
 昔、眉毛が微動していた場面を観た記憶がありますが、緊張して動いてしまったのでしょう?

 話は飛びます。
 時代劇のチャンバラ場面では主人公が次から次へと敵役を斬っていく場面が醍醐味ですが、斬られ役はカメラ枠の外に出て、また斬られ役として何回も場面に登場する! そうです。

 映画 "蒲田行進曲"(1982年;角川映画・松竹系公開) では、斬られて高い階段を転げ落ちる、所謂大部屋俳優の悲哀を描いた作品だったと覚えています。

 殺され役も斬られ役も、お仕事とは言え、大変です。
 有名なところでは、5万回斬られたとか言われる福本清三さんがおられますねぇ。
 一度だけ主役を掴み("太秦ライムライト":2014年)、海外映画祭で主演男優賞を獲得された方で、独特の雰囲気があります。
 嫌いじゃないです。