SSブログ

20171223:地図の上下方向とは [雑感]

 国土地理院が発行している地図は勿論、多くの地図類は "北を上" にして描かれている一方、駅の出口とか、大通りを入った住宅街の角等に立っている案内図なんかでは、南側を上にしたり、東側を上にしたりしている例によく出くわす。

 梯久美子氏(ノンフィクション作家との事です)がその様な案内図に出会うと訳が解らなくなるとぼやいておられます(日経紙:2017年12月6日付け夕刊第一面:"明日への話題:ゆるがぬ地図愛")。

 今は昔、JR山手線大塚駅北口を出て振り返って上を仰ぐ形で観たやつが南を上にした案内図だったと記憶に残っている(今はどうだか解らない)。
 確かに訳が解らなくなった。
 が、直ぐに "自分が向いている方角を上" にした案内図なのだ。
 わざわざそう配慮して、右か左か、どちらへ向かえば良いのか直ぐ解らせるつもりだったのでしょう。

 そう言えば、クルマのナビ画面の表示の仕方も、"常に北を上" にした表示と、"自分のクルマの進行方向を上" にした自分本位の表示法があって、自分は勿論自分本位の表示を選択している。
 そういう方の方が多いのではなかろうか。

 残念ながら梯久美子氏の作品を拝読した事がなく、氏がどのような作風の方なのか、全く存じ上げませんが、もしやクルマ運転されないのでは?


共通テーマ:日記・雑感