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20180512:”自動運転自動車” の魅力(?) [ただの私見]

 AI 及びセンサー技術の信頼性を含む完成度が飛躍的に向上して、完全自動運転される自動車の "実用化" が視野に入っているという(日経紙:2018年5月1日)。
 無人配車サービスとか、カー・シェアリング等が進み、移動時に運転以外の楽しみ・時間の過ごし方が産まれ、新たな産業構造が仕組まれる・・・事が期待されている様だ。

 但し、ここで言う "実用化" についての定義は記事には見当たらない。
 それに "事故" に対する法律上の扱いは問題が多過ぎて、国際協調可能なのか、読んだ限りの自分の印象では容易ではなさそうだ。

 自動運転自動車と人や施設等の接触事故では自動車側の持ち主に責任を持たせる考えが主流の様だが、そうなるとこの種の自動車を購入するのは納得した人だけとなるのだろう(機械・センサー・AI システムにそれだけの信頼を寄せる人を自分は "羨ましい" 限りです)。

 自動運転自動車同士の衝突事故等、責任の所在はどう裁かれるのか。
 搭載コンピュータのソフトウェア上の主役である AI 同士を開示しあって詳細解析する事になったらノウハウが全て暴露され、どうなるやら・・・
 同じ車種同士だったら?
 そういう状況になったら、自己に都合の悪い所は "まやかしてしまうシステム" モードがあったりして? ・・・ (>_<)

 それにしてもドライブそのモノを楽しみとする事が遠のき、その為にはそれ専用の施設に出向いて・・・なんて世の中になったりしたら味気ないなぁ・・・何て想う事が既に時代に遅れている証拠かも(何せ後期高齢者ですモン!)。
 それとも無理に需要を造ろうとする ICT 企業の "企み" なんかなぁ・・・

それにしても:
 自動車メーカーは大変だ。
 環境負荷の低いクルマにせにゃならん一方で、一段と進んだナビゲーション・システムを搭載して運転負荷も減らす、その上にカー・シェアリングが進めば儲けにつながるクルマそのものの売れる台数が減ってしまう。
 ICT(情報通信技術)だって高機能化する一方だ。
 いくら巨大な自動車メーカーだって全てを自前と言う訳にはいかなくなるだろうから、ここでも異業種連携戦略をたてて生き残りを図らなければならない。

 ここ迄は自分も理解出来るのだが、
  - そんなに便利な社会になってどうすんの?
  - 人間様は何するの?
  - 産まれた時間で高度な文明を築く努力すんの?
  - それともゲームしたり、見逃したTVドラマを見るだけ?
  - 相変わらずスマホ抱きしめSNS漬け?
  - ・・・?

 まぁ、そんな社会になったとしても自分は既にいないだろうから、心配する事じゃぁないけど。
 自分は自己責任能力が納得出来る限りに於いては運転の楽しみを奪われたくない・・・と想う "古い世代の人間" であり続けたい。


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