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20190701:”放射性セシウム” の行方(東京電力福島第一原発事故の余波は消えず) [雑感]

 本日のブログは “暗く” て “重い” です。
 “3.11” で放出された東京電力福島第一原発由来の “放射性セシウム”(Cs-137)は、当時の専門家と称する方々のお話では
   ”比較的速やかに雨水に溶け込み、河川、
    次いで海洋へ流出していくので限り無く薄められていく筈”
との予測だった。

が:
 最近の “日本原子力研究開発機構” 等の調査研究によると “森林” に流入したCs-137はその殆どが土壌表層部中(凡そ深さ3cm)に留まっていて、”外へは流出していない” 事が観測されたと言う(出自:日経紙2019年6月22日付け社会紙面)。

 つまるところ、”Cs-137は長期間、森林環境に滞留” しており、容易な事では除去出来ていない事になりそうで、これこそ “不都合な真実” って奴だ。

 となれば、いずれかには根から吸い込まれたCs-137は樹木へ移動して固定化されてしまうのか。
 木の実等へ移動した分は鳥等の食餌として取り込まれ、最終的には哺乳類の頂点たる人間に移動してくるのか。

 あれほど安全と言われた原発も一端事故が起こると “想定外だらけ”で、何時決着がつくのか。
 専門家と言うが、何の専門家だったのか。

 私らの後継世代へ重い負荷を与えた東京電力の責任は限り無い。
 また原発再稼働に向かっている他の電力会社も生半可で無い責任を持って取り組んで欲しい・・・と願うばかりです。

因みに:
 自分は何の根拠も無く日本原子力研究開発機構なんぞは電力会社の提灯持ち程度にしか捉えていなかったが、今回の調査結果をよくぞ公表してくれたものだ・・・と感じました。
 自分の不明が恥ずかしい限りです。

もう一つ:
 この調査研究の成果を、チェルノブイリ事故の調査結果と連携できないものだろうか。


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