２０２００８１７：感染者狩り

　陰険極まりない。
　コロナ禍感染者が出ると、その個人情報を探り出し、ネット上で非難・誹謗・中傷を集中的に浴びせる。
　"感染者狩り" と言うらしい（そう言えば、今は昔、"影狩り＠さいとうたかお" なんて劇画／映画がありました）。

　その背景には私ら日本人特有らしい
　　”感染したのは個人のせいで、自業自得”

との考え(*1) から、自ら "自粛警察官" を演じる訳だ。
　が、それだけでは飽き足らずに、閉鎖空間に閉じ込められ続けるストレス発散とか、世間に受け入れられないとの自噴に駆られての鬱憤晴らし・・・とも解説されている。

　感染源について本当に思い当たらない被災者にとっては迷惑以外の何物でも無い。
　が、感染経路不明者の中には意図的に不都合な情報を隠避している感染者が多数いて、感染拡大抑制の大きな妨げになっているのは間違いないとも言う。
　こう言う "罹るべくして罹った" 感染者も随分といる様で、彼等彼女らは自業自得だ・・・と自分も想う。
　加えて、批判される事を十二分に承知した上で申し上げれば、この様な彼等彼女らを糾弾する気持ちも解らないでは無い。

　が、"残念ながら" 彼等彼女らの個人情報を探り出して暴いたところで、事は何ら解決しない。
　社会の成り立つところが傷付くだけで、品格が下がるだけに過ぎない。
　尤も何ら有効な対策をたてる事が出来ずに、ただただ
　　”注意して”

だけで私ら国民へ責任を丸投げする政府を抱える我が国の品格も随分と "↓" っているに違い無い。

ところで：
　誹謗・中傷は犯罪としての証明が難しいらしい。
　せめてネット上での投稿については投稿者の自己責任で賄う法の仕組みにして欲しいもんだ・・・と想います。
　勿論、自分も含めてですが・・・
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(*1)：こんなブログを投稿しています：”２０２００８０４：自業自得”