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20211120:”複顔” 技術って凄い? [雑感]

 20年程前に鳥取県で発掘された古墳時代以前の頭蓋骨。
 たま*2大脳破片が残っていて、その遺伝子解析から弥生時代の男性にして、父親は縄文系/母親は大陸系とまで推定されていたが、今度はその頭蓋骨からの複顔結果が公開されていた(≦11月1日@鳥取市)。

 新聞やネットで紹介されているが、身近で見かける30~40代男性の風貌だ。
 とても似ているお笑い芸人がいるぞ。 
 そう言えば縄文人の複顔結果も公表されていて、近所の高齢ご婦人にそっくりだったのをこのブログで記した事がありました。

 ミステリ・ドラマでも時々紹介されているが、頭蓋骨の部所毎に張り付く筋肉等の厚みや皮膚の皺等の詳細データーが蓄積されていて、それをベースに複顔されていくのだろうけど、眼の奥行きとか一重/二重、眉毛の形状、頬の膨らみ方等々のほんのチコッとした違いで顔の印象は大きく変わってしまう。
 今回の公開された複顔は
   - 一重
   - チコッとしたむくみがかった頬
   - 総髪(≒ポニーテール)
   - ほんのちょっぴりの前髪

等々で、そこまで遺伝子解析で解るのか?・・・と想わずにいられない。
 科学技術は一意的な証明が重要だが、複顔結果はその証明のしようが無い。
 最後の仕上げは "科学" と言うよりは "芸術" の域に入り込んでいるのかも。

 その証拠かどうかは知るよしも無いけど、複顔を手がけられたのは京都芸術大学の先生だった。
 だからといって今回の複顔の価値/重要性に異論を唱える訳では勿論ありません。
 面白い分野があったものですねぇ。

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