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20190205:”八ツ場(やんば)ダム” は今・・・ [雑感]

 正直驚きました。
 “首都圏唯一の建設中ダム” ・・・ これが “キャッチ・コピー” となって今や見学ツアーが大盛況。 何と16万人/年程の観光客が訪れていると言う(出自:日経紙2019年1月13日)。
 
 水量調節の為の放水とかが “インスタ映え” するのかどうか自分の理解の外にあるが、大分前から “ダム見学ツアー” が人気を呼んでいる事は知っていた。
 この “八ツ場ダム@群馬県” は前の民主党政権時、前原国交大臣(当時)が一方的に “建設中止宣言” を下した(*1) 事から地元の強い反発を招いたとして一躍名が知られたダムだ。

 それから10年。
 今では様変わりになっている。
 国交省と地元が連携して八ツ場ダム建設をキーとして完成後の地域振興へ活かす企画が素になっての盛況な観光ツアーとの事だ。

 何せ首都圏、広く解釈して関東一都六県(神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・茨城)の中で、申し訳ない事に北関東三県は日光以外は余り話題に登場しないので八ッ場ダムは一矢報いた感じです(当該三県お住まいの方々へ:勝手な言い様、お許し下さい m(_ _)m )。

ところで:
 今世紀に入ってから、想定外では済まない自然災害が毎年の様に際立って発生しており、 “治水” は私たち “国民の生存圏を維持” する為の行政の要だ。
 治水、更に加えて利水に関わる公共事業は単なる “景気対策” とか “土木族・建設族へのバラマキ” だけとは言い切れない要素が多分にある事も認めるべきと自分は考えます。

 なのに、そこに視線が至らなかった旧・民主党の責任は極めて重い筈なのだが、今の後継政党にその “反省” の欠片は自分には見えません。

 かくして、異論・多論ある事重々承知ながらも、生存圏を維持する上からは “好き・嫌い” とか “支持・不支持” とは関係なく、今の政権が続かざるを得ない・・・のかも?
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(*1):前原氏は就任直後、
 「”マニフェスト” に書いてあるから中止します」
と公言した(参照:日経紙2019年1月21日付け朝刊・地域総合紙面)事、よく覚えています。
 環境破壊とかの理由付けも無かったし、なんてまぁ勝手な・・・ってニュース見た瞬間想った事も覚えています。
 この方は “偽メール事件” とかでもそうだったが、とかく “失言”・”早とちり” が多い。
 これがなきゃ、そこそこ良い線いけるんだが・・・と想うのは自分だけではないでしょうに。