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20201017:抜かりなく・・・(データー・バックアップ) [雑感]

 行政手続きのオンライン化/デジタル化今の政権の "一丁目一番地" らしい。
 何と、9日の昼のTVニュースで "婚姻届/離婚届" のオンライン化構想が報道されていた。

 こりゃぁ・・・良いや。
 今は大昔、"成田離婚" って流行(はやり)言葉があって、海外旅行慣れした新婦が不慣れな新郎に愛想が尽きて帰国した途端に離婚へ。
 オンラインなら帰りの機中から離婚届も可能となって(?)、飛行機から降りる時には既に赤の他人・・・ってな事、起こるかも。
 たははっ!

ところで:
 オンライン化/デジタル化は大いに結構だが、登録データーの保存/保守/バックアップについては十二分な配慮が必要だ。
 行政側には二重三重の手立てを整備して貰いたい。

と言うのも:
 電磁気装置やデーターを収める媒体が(光)磁気ディスクでも半導体メモリであっても、これ等は電磁気的な擾乱によって一瞬のうちに破壊され、"中身がパー" になる事があり得るからだ。
 "雷" の様な自然現象もあろうし、"データー・テロ" も無視出来ない。
 そう言えばつい先だっての日経紙に "大規模磁気嵐" に気をつけよ・・・って "先読み" した囲み記事があった。

 徹底した電磁気シールドによってデーター保護が必要だが、小さな地方自治体でそんなところ迄気が回るのか、極めて疑問だ。
 新たなビジネス機会と捉えて民間で請け負うところが出て来るかもなぁ。
 そんな時、個人情報管理は・・・なんて事も十二分な議論が尽くされて欲しいものであります。

ついでに:
 昔、こんな "笑えない" 小咄(こばなし)がありました。
 1980年前後以降、媒体の高密度化が急速に進んだが、太陽の黒点の異常な乱れから起こった超強力な磁気嵐で一瞬の内に世界中のコンピュータ&周辺媒体に保存されていたデーターが "壊滅" されてしまった。
 でもって、人類が残した記録は
   - 図書館や書斎で収められていた書籍
   - 地下室書庫に納められて忘れ去られた "書類"

   - 誰も見向きもしなかった野原に建つ "石碑"
だけになった。

・・・って、笑えない小咄がありました。
 まるで、映画:"猿の惑星" の最後のシーンを想い起こさせる話でした。
 老生が現役だった時期、記録素材の研究開発に関わった折に知り合った業界人から聴いたものです。




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