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20201031:それは ”おかしい”(”消費期限間近食品” 購入促進プロジェクト) [ただの私見]

 我が国で一番大きなコンビニ・チェーン店が
  "エシカル・プロジェクト"
なるキャンペーンを行っている。
 記憶が曖昧だが、この春先辺りからじゃぁ無かったか。

 行きつけのチェーン店では最近 "ワインのつまみ" が豊富においてあって結構重宝しているんだが、さすがにこのプロジェクトの対象にはなっていない。
 このコンビニ・チェーン店等で使える特定カードで消費期限間近な食品を買うとポイントがつく仕組みらしく、効果として "食品ロス" を無くそうと言う事らしい。

 が、"素直な性格" とは言いかねる自分には "違和感" がある。
 それは違うんじゃないかぇ?

1."エシカル" ?
 果たして我が国のどれ程の人達が "エシカル" と聴いて即座に "倫理的な" と理解出来るのか。
 極めて疑問だ。
 こう言う用語を使う・・・って事は、多分この運動の概念は英語圏からの "輸入もの" と言う事で、"お里が知れる"。

2."どこが" エシカルなのか
 賞味期限間近食品を買う事が食品ロス削減につながる・・・確かに廃棄にまわる分が少なくなるという意味では。
 だが、何故に食品ロスが発生するのか・・・問題の根源は別だ。
 何故そこに迫ろうとしないのか。

つまりは:
 あれ程の売れ残し姿を無残にも曝してしている恵方巻き・・・の例を見ても解ろうと言うモノだが、賞味期限間近な食品が溢れているのは
  "需要以上に売ろう"
としているからだ。
 きれい事を並べているが、要するに "販促" に過ぎない・・・としか、自分には想えない。
 因みに我が家はこの種の食品には決して手を出さない。
 コンビニでは、多少は高くても文字通り便利な "不要不急とは真逆な" 商品だけを買う。
 消費者には買わない選択肢がある。
 "賢い" 消費者でなければ・・・

ところで:
 心の底から本気で "エシカル" を謳いたいのであれば、食品ロス削減に向けては需要ピッタシ・カンカンの "供給量を見極める" 方の効果が大きい筈だ。
 コンビニ本部が、膨大なPOSデーターを背景に特化した AI を活用して "エシカル営業" に取り組めば良い事だ。
 "エシカル AI" であれば、拡販/増販ばかり狙うこんなプロジェクトは提案しない筈だ。




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20201030:粋な(?)計らい - マチュピチュ ”独り占め” [雑感]

 ネットでも速報されていたが、10月15日夕刊社会面(日経紙)に掲載されていた記事。
 一向に収まる事の無いコロナ禍で "200日間" を麓の村落で足止めされていた世界一周中の日本人青年が帰国直前に "只一人での遺跡訪問/観光" をペルー政府が許可したと。

 地元紙の足止め報道や地元村長の働きかけ等が功を奏したらしい・・・暖かい応援だ。
 実に "粋な" 計らいじゃぁありませんか。
 ペルー政府の扱いに感心しました。

と同時に・・・:
 今時に "世界一周する日本人青年" がいる事にも感心した次第です。
 自分の世代では、
  故・小田実著:"何でも見てやろう"

が超話題になっていた時代で、世界一周するのが流行ったものでした。
 偏見でしょうが、VR(ヴァーチャル・リアリティ)の技術を使えば "世界一周なんてわざわざ行かないでも" ・・・今ではそんな若人が殆ど想っていたので少し嬉しい想いがしたのでした。




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20201029:”アメリカ” ザリガニの想い出 [自分の事]

 10月15日全国紙夕刊には、環境省が "外来ザリガニ" を "特定外来生物" に指定し、今後の飼育&販売を禁止するとの記事があった。
 本来の "在来種保全" が狙いだが、専門家によれば、全国に広まってしまっている肝心の "アメリカザリガニ" を指定外のままでは "日本ザリガニ" の保全はおぼつかないとの批判が噴出しているらしい。
 相変わらずのピント外しの環境省・・・だなぁ(*1)

それはそれとして・・・:
 アメリカザリガニには、懐かしくも "ほろ苦い" 想い出がある。
 小学校3年2学期迄は中野区@東京都に住んでいたが、遊び友と近くの妙正寺川でザリガニ釣りに夢中になっていた。
 あれは確かにアメリカザリガニだった。
 子供心にも鮮やかな赤の姿&でっかい鋏が格好良かった。
 釣った "獲物" をどうしようと言うのでも無く、また放流していたのだが・・・

 が、これが在来の日本ザリガニの生存を脅かしている事を知ったのは確か高校時代で、ほろ苦い想い出でした。
 社会人になってから "喰らう人がいる" ・・・ と聴いた時は本当にビックリした事も・・・

ついでに:
 アメリカザリガニについては、E.プレスリーの持ち歌に "Craw Fish" があったっけ。
 余り流行らなかったけど・・・
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(*1)20200708:自分は ”故あって” 有料/無料に関わらず ”レジ袋” を使う派



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20201028:流出文化財の最終精算とは? [雑感]

 例の黒人圧殺事件@米国に端を発した "BLM"( "Black Lives Matter" )・・・人種差別反対運動。
 その中で、南北戦争時代の "南軍将軍" や果ては "大統領"、大西洋を渡って英国では "奴隷商人" 等の立像が倒される映像が盛んに報道されていた。

さて:
 "今の価値観" から昔に遡って "歴史を見直す" 事の困難さは自分の様な "ロートル" でも解るが、かっての歴史の中でそれなりの功績を認められた人物像が倒される映像を見て、全く別の事を思い浮かべた。

それは:
 大航海~植民地政策時代以降、当時の先進諸国が今で言うところの発展途上国から持ち去った、きれい事で言えば "流出文化財" の
   - 行方

   - 望ましいこれからの最終的精算
の事だ。

今では:
 大英博物館の様なその国を代表する文化施設で大切に保管/展示されている例が多いが、いずれかは本国へ還すのが筋で、それこそが歴史の "最終的"、かつ "不可逆的" な "清算" と言えるのではなかろうか。

 古代ギリシャのヴィーナス像、古代アナトリア(現・トルコ)のペルガモン遺跡、古代エジプトのロゼッタ石、シルクロード西域から、はっきり言えば騙し取った壁画や仏像等、はてはイースター島からのあの巨人像(モアイ)等々・・・事例はいくらでもある (*1)
 米欧だけの話では無く、我が国だって西域から多くの文化財を持ち帰っているのだ。
 浮世絵とか錦絵等でみられる様な合法的対価を払っている例もあるのだろうが、これ等はむしろ例外だろう。

 多くの流出文化財の精算については、保有国の論理(:保存保管展示で "公益" に叶っている等々)に偏らずに、流出元から観た
   "それが今日的な道義で妥当かどうか"、

等々、論点は残っている筈だと想う。
 立像が倒される映像を眺めながら、ふとこんな事を思い浮かべていました。
 歴史はいつも勝利者側の記録に過ぎない・・・とも言われる。
 老生のような素養に乏しい者にとって、是非の判断は尚更に難しい。

ついでに:
 文化財に限らず、無断で持ち去られた動植物や土壌中微生物類についても "精算の有り様" が "生物多様性条約" 締結に至る交渉会議の中で論点となった事があったと聴いている(我が国交渉事務局員から)。
 バイオ技術の進展が凄まじい今日、特定地域の土壌中から発見される微生物が超貴重な資源となり得るとの考えが背景にあるそうだ。
 そう、今や歴史の見直しについて自分にはその是非を判断しないが(;正確には出来ないが)、事の善し悪しとは別にこう言う "時流" にある事を認識して我が国トップは外交戦略を練って戴きたい。
 相当な "知恵袋" が必要だ。
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(*1)20180818:モアイ像は誰の物か?



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20201027:弁護士と詐欺師は紙一重 ( ”清原説” ) [気晴らし事]

 もう10日程も前になってしまったが、偶然にも観てしまったTV番組。
 このソネブロでも毎日の様に投稿されている "筋肉" 弁護士 "清原 博" 氏が、"ゴゴスマ"(CBSTV)にパネリストとして出演(2020年10月16日)された折、何の話題だったか忘れてしまっているが、
  - 弁護士は何事に対しても "知らない" とは言わない
   (言えない)
  - "屁理屈" でも何でも "尤もらしく" 言いつくろう
  - "弁護士と詐欺師は紙一重"

と仰って笑い(むしろ "嗤い" か)を取っていた。

 "弁護士の正義" とは "依頼人の正義( ≡ "利益" )"であり、"社会正義" とは必ずしも一致せずに乖離あるケースが多々ある。
 "詭弁" を弄して依頼人を守る事もある訳だ。

 清原氏の弁は、全くその通りで、嘘では無い。
 これからは、氏のコメントもどちらの立場でのものか、見極め乍ら拝聴する事にしよっと!
 自虐ネタだったが、"よくまぁ言うよ" ・・・ って感じでした。

念の為:
 勿論、 "紙一重" と言っても、その差は "無限" との認識でしょうけど。
 頭の良い方だ。



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20201026:教養の ”有無” & 学問への ”畏敬” [ただの私見]

 今回の日本学術会議会員推薦者6名見送り問題に関連して、総理大臣は
   - 「"教養" が無さ過ぎ」 発現を "静岡県知事" が、
   - 「"学問への畏敬の念" が無さ過ぎ」 発言を "自民党議員" が

それぞれ言ったそうだ。

 これを伝える報道を観て聴いて、自分は "その通りだ" とは想えず、発言者側の "節度&素養" の無さを、"どうせその程度" とは想っていたけど、実に情けないと受け取っている(但し念の為に申し上げておかなければなりませんが、自分は今の総理大臣を生理的に好まない(*1) )。

と言うのも:
 静岡県知事はリニア新幹線静岡県地区を通さないとする "ゴネ知事" とは専らネット評だ。
 "舌禍" も繰り返している常習犯でもあるからして、政治家としての素養も教養も怪しい・・・と想われても仕方ない。
 その証拠となるかどうか、あの橋下徹氏(元・大阪府知事&元・大阪市長)が学生時代(@早大)にこの方の授業を受けたが、
   "何も残らなかった"
と仰っていた。
 つまりは、中身の薄っぺらな講義だったのだろう。
 そんな学者上がりの知事に節度を求める方が無理筋だったのかも。
 素養があるとはとてもとても・・・

また・・・:
 当たり前だのクラッカーだが、"日本学術会議" と "学問" とは全く異なる概念/対象だ。
 日本学術会議については、"アカデミア" ・・・ って事だけで "有り難がる" 人が多い事は知っているが、その実態を知る者は一部に限られる(*2)
 この会議の意向を汲まない事が学問の自由を侵した事にはならない。
 何故なら、この会議は余りに非活動的な税金喰いに過ぎないからで、学術とは名のりながら学問そのものとは遠く乖離している(そもそもが "学術機関" とか "研究機関" では無い)。
 仲間内で集まり、運営経費全額を国から支給されながら役に立たった事が無い提言等をするだけが殆どの "会員溜まり" としか言い様がない(それに近い発言をしていた "かっての会員" もいた・・・某日のBSTBS’報道1930。個人名は紹介出来ません)。

 しかも大学等での研究活動について "ガイドライン" と称する制約を設けているのは、それこそが "学問の自由" を侵している・・・との声も少なく無い。

 軍備につながる研究を "禁じている" のだが、その "線引き" は極めていい加減だ。
 言葉通りなら、会議の事務員及び会員全ては矜持を持ってインターネット&関連技術を使う事は遠慮しなくてはならない。
 何故なら、インターネット技術は国防総省@米国が基礎を手がけ、大学機関等@米&英と共同して仕上げたもので、本来は軍事技術だったからだ・・・と言う識者もいるし、自分もそう想っている。
 ついでに加えれば、今ではクルマの標準装備に近い存在のナビ・システムも本来は米軍技術だったので、会議事務局員&会員は使用していないのかな?
 本来は軍事技術だったのを民生用だからとして使いまくる・・・ってのを調子が良過ぎる "ご都合主義" と言う。

 自分は、総理大臣には任命見送りの説明責任があるとは想うが、この日本学術会議には不信感しか抱いていないので、冒頭の政治家の様な薄っぺらなコメントには一言言わずにはいられない。
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お時間ある折、以下もご訪問戴ければ幸いです:
(*1)20200910:”後継者” 考
(*2)20201008:”日本学術会議” 考



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20201025:死者を ”鞭(むち)”/”笞(むち)” 打て [雑感]

 ミステリ・マニアならどちらもご存じの筈:
   G.ライアル:”死者を鞭打て” ・・・ ①
   鮎川哲也:”死者を笞打て” ・・・ ②
  (年配の皆様は "鞭" と "笞" の違いご存じでしょう)

 共に水準以上の作品だとは自分勝手の評価だが、①の作者は最高傑作 "深夜プラス1"、②のそれは "黒いトランク" を残している。

さて:
 何故、こんなタイトルを思い浮かんだのかと言えば、故・中曽根元総理の(政府+自民党)合同葬開催(10月17日)に当たって文部科学省が国立大学法人宛へ "弔意表明" 留意の旨をしたためた書を発状したからだ。
 ここで言う弔意とは弔旗&黙祷を指している。

 日本学術会議問題最中にあって、例によって国立大学側の心中は "反撥" 模様だったろうが、文部科学省の "睨み" が効いたのか、それなりの弔意を表した国大が多かったと伝えられている。

まるで・・・:
 留意する事が "学問の自由域" へ侵入するかの様な捉え方だ・・・と想う国民も少なからずいるだろう。

もう一つのまるで・・・:
  "死者に鞭/笞を打つ" 様だ・・・と受け取る方々も少なからずいるだろう。

・・・とまぁ、こう想った訳です。
 "どちらであるべし" ・・・ は、ここでは止めときませう。
 個々の立場で考えれば良い事です。

とは言え一つだけ:
 この方と "土光臨調" が無ければ
   - "超巨額赤字" 垂れ流し
   - "親方日の丸" 体質
   - 勝手に順法と称した "ストライキ闘争" 強行

としか言い様が無かった旧・国鉄(:日本国有鉄道)の "分割/解体/民営化" は無かった( "無が三つ" もある下手な日本語で m(_ _)m )。
 自分は、平日にストを平然と打ち、国民の生活環境を壊した当時の労組への "恨み" を未だに忘れていない。
 当時の国鉄職員の一部には、このコロナ禍で言われ始めた "エレメンタリー・ワーカー" としての自覚も使命感も感じられなかった。
 いろいろな見解があるのは承知しているが、自分はJRへの移行に必然性を感じている立場だ。
 故・中曽根氏には、それを意識した "歴史観" の持ち主だった事は間違い無い(またしても "無い" 文章だ)。

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20201024:バナナ [食]

 2~3年程前だったか、凡そ4回/年の頻度で受けている血液検査の結果で ""(カリウム)が日本人標準下限値ギリギリの時があった。
 かかりつけのお医者様から
   ”特段心配する事は無いが、
   もし気になるのであればバナナ等を”

と言われて以後、朝食時に1/2~1本を食べる習慣となった。
 おかげで(?)今、K-値は正常値範囲に収まっている ・・・ (^^)/。

 我がワイフ殿は昔からの習慣なので、バナナは常時ホドホドに蓄えている。
 その気になってスーパーとかコンビニ、ドラッグストア等々でバナナを眺めると、フィリピン産が主流ではあるが、中南米産が結構出まわっている。
 また格安品と高級(?)品の区別もあるらしく、値段も可成りの開きがある様だ。

 我がワイフ殿に問いただすと、小さくて割安なのは味がお気に召さない様だが、自分は余り気にならない(ので経済的に出来ている人間だ)。
 値段も安定しているらしい。
 卵とおなじ、優等生なのか。

そんな折:
 フィリピンでは、工業化に伴う経済発展で栽培の担い手が不足し、加えて木を立ち枯れさせる感染病が蔓延、更にこのコロナ禍で品質管理不足で輸出力が低下気味だとの囲み記事が目についた(日経紙:2020年10月14日付け紙面朝刊・マーケット商品紙面)。
 こんなところにもコロナ禍が影を落としているとの事で些か驚いた。

因みに:
 同記事に依れば、バナナは我が国で最も消費量が多い果物・・・と言う事で、これも知らなかった。

けど・・・:
 "バナナの皮" を不用意に踏みつけると "滑る" 理由はチコちゃんのおかげで知っている。




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20201023:いっそ ”AI で” ?(ミニスカ&日本学術会議)

 AI って言えば、既往の超大量データー/事例を相手に "深層学習" して賢くなっていく・・・は、実際のところ、この分野最先端では既に "遅れている" タイプだ。
 今や少数データーだけで、いや、そんなの無しで、例えばゲームの場合には基本ルールだけを教えて、後は "独習"( ←:これがポイント )だけで経験を積んでいって賢くなる AI が実用化されている時代だ。
 何せ年寄りが "ほんの少し" だけ学んだだけなのでポイントを外しているかもしれないが、幾何学や熱力学における "公理" の様な基本要請を与えるだけで後は演繹的に知識を "深化&深耕" させていく AI・・・って事だろうか。

 その最初の事例が "アルファ碁ゼロ"(アルファベット社傘下ディープマインド社@英国)だった(2017年)。
 既に世界最強の棋士を打ち破った例の "アルファ碁(&その後継 "マイスター" )" を大きく上回る実力を身につけている。

 この AI は、棋士が永年かけて積み上げてきた "定石" を悉く再現していて、逆に
   "棋士側の取り組みの正しさを証明した"

とさえ言わしめたのは極めて逆説的で興味深い。

 但し、これは "対偶" でも何でも無いので数学的に証明された訳では無い。
 単に棋士の積み上げが間違いでは無かったが、"より良い手を逃していた" と言うべきだ。
 既に AI は囲碁(局面数=10**360 ← 10の360乗の意味です)、それに将棋(10**220)&チェス(10**120)に関しては人智を越えた存在だ。
 将棋に関してこの事を予見していたのは羽生さんだけだった(*1) のは見事だった。

でもって:
 これからは如何に "人間臭い" 課題の解答/解決を見つけ出すかが命題とされている。
 即ち、社会問題への適用だ。

そこでお手並み拝見問題-1:
 大分前になるが、この様な賢い AI は
   "ミニスカート" を思いつく事が出来るのか

って問いかけていた識者がいた。
 面白いじゃぁないか。
 問題を裏から観て、
   "どういう条件を課せば AI がミニスカを思い付くのか"

を通して人間の思考回路を考える上でも興味深い課題だ。

お手並み拝見問題-2:
 今一悶着起こしている日本学術会議会員任命に関わる問題はどうか?

 会議側は "学会" 推薦を基にした候補者選出と言い訳している様だが、学会には年寄りの "大ボス"/その弟子の "中ボス"/その弟子の "小ボス" 等がいて牛耳っているケースが多いのが現実だ。
 決して学問への取り組み "業績" だけで事が決まる訳では無く、学会推薦が公平である保証はどこにも無いのが実態だ。
 でもって、"候補選抜" 条件は、現行の "密室・仲間内・順繰り推薦" を防ぐ為に
   『学術的研究成果が "世界基準" で認知されている事』
だけとしてみる。

 世界基準とは、例えば
   -身内にしか読まれない様な論文/雑文は当然乍ら対象外で、
   -当該分野で世界的に特段の評価を獲得しているレフェリー付き
    論文誌に掲載されていて、かつ筆頭筆者となっている論文数が
    "**" 以上等々(理工系では引用頻度も加味しても良い)、

の "客観的指標のみ" で決める。
 勿論、年齢・性別・学歴・学閥・学説閥・学会閥等々は一切対象条件とはしない。

 "賢い AI" が我が国のあらゆる学術分野からどのような人材を掘り起こすのか、是非とも確かめて貰いたい・・・って言ったて、ディープマインド社に頼めるにかニャぁ?

 それ程の人材があらゆる学術分野を対象に210名も我が国にいるのかどうか・・・恥を掻くだけかも知れ無いしぃ・・・

 一つだけ確かな事は、今の会議構成とはかけ離れた人材集団になる事だろう・・・と自分は確信している。
-----
(*1):既に四半世紀程も前の1996年に、"コンピュータ将棋がプロ棋士を負かす日は?" ・・・ に対して
   故・米長邦雄氏:永遠に無し
   加藤一二三氏:来ないでしょう
   羽生善治氏:2015年
   某若手:プロは要らなくなるので、来ない事を祈る

とのアンケート結果がある(将棋年鑑)。
 さすがにこの当時7冠だった羽生さんだけが先読み出来ていたが、"幸いな事に" 若手が "心配" した事は起こっていない。
 今の今、新たな旋風を巻き起こしている藤井颯太さんがアンケートに答えていたら・・・と想うと楽しい。

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20201022:筒美京平さん逝く(作曲家) [故人を悼む]

 10月7日に逝去(報道:12日)。 享年80歳。

 それ迄の歌謡曲とは全く違う、それこそ "J-ポップ" と言い得る洒落た曲をたくさん作られた方だ。

今は大昔の事になりますが・・・:
 自分は、同じ世代の多くと同じで
   故・尾崎紀世彦さん:また逢う日まで(1971年)

をカラオケではよく選んでいた。
 我がワイフ殿は
   いしだあゆみさん:ブルー・ライト・ヨコハマ(1968年)
   太田裕美さん:木綿のハンカチーフ(1975年)

が、息子は
   近藤真彦さん:スニーカーカーぶる~す(1980年)

が気に入っていた様だ。
 そう言えば、この辺りから、"運動靴" とは言わずに "スニーカー" って言い始めた記憶がある。
 昭和時代後半の "和製洋楽" を形づくったお方と言えるのでは。
 平成になってからは、あまり表舞台には出てこられない様だったけど・・・
 黙礼。


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20201021:インフル・ワクチン [自分の事]

 例年通りに我がワイフ殿共々接種を受けてきました。
 コロナ禍の最中と言う事もあって、横浜市でも今年に限り(?)65歳以上の高齢者は "無料" で優先接種の施策が採られている。
 行きつけの病院と言う事もあって優先予約が出来たが、例年よりも希望者は随分と多い様だ。
 理由は、割り当て量は昨年よりは増えているものの、先ずはインフルでもコロナ禍でも罹患したら重篤化し易い高齢慢性疾患者を優先しているからだ(自分は30歳台後半より本態性高血圧症と診断されております)。

 感染学者の中には
   "インフル罹患者は新型コロナに感染しない"

って唱える方がおられる様だが( "交叉免疫" と言うらしい)、これがホントならいいなぁ・・・なんて想いながら受けてきました。

 注射して戴いたお医者様は、笑いながら
   "新型コロナの免疫については解っている事はごく僅かで、
   まだなんとも言えません"

って、まともなお応えでした。
 "がっかり感" あるも、"解っていない事を解らない" と言える責任感をかえって受けた想いでした・・・信頼↑



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20201020:”鏡文字” 広告 [雑感]

 旬な話題ではありませんが・・・
 10日前の "10月10日" は "眼の愛護デー" とされている。
 "10" & "10" をそれぞれ縦置き(時計方向へ90°回転)したのを "眉毛/眼ん玉" に見立てた訳だ。
 世界中でそうなんだろうか?

ところで:
 この日の全国紙朝刊に一頁全面を使ったロート製薬社の広告が載っていた。
 それが "鏡文字" を使って眼の大切さを説いたものだった。

自分は・・・:
 生来の左利きで、そのせいかどうか、抵抗無しに鏡文字を自由に書けるし、読む事も出来る。
 この鏡文字広告も一瞬たりとも躊躇わずに読み下す事が出来た。

が:
 我がワイフ殿は
   "これ何 ?"

って読み飛ばしていた。
 自分が説明すると、やっと解った様だが、ただそれだけ。
 何の興味も示していなかった。

 自分は、そんなもんかなぁ・・・面白いじゃぁないかえ? って想っていたんだが。

ただ一つ:
 この鏡文字広告で惜しい点があった。
 それは文字一つ一つは鏡文字だったのだが、文章そのものは "左から右へ" の横書きだったのだ。
 これではこの広告を鏡に映したら右から左への横書き文章になってしまう。
 "鏡映変換" って奴だ・・・大分前にチコちゃんで題材に挙げていたが、解説は "×" だった (*1)

 鏡文字を使った横書き文では "右から左へ" 綴っていかなければ
 左利きにはそれが一番の書きやすく自然でもあるのだ。
 比べるのは恐れ多いが、あのL.ダ・ヴィンチの例を見るまでも無い。
 ロート製薬さん・・・アイデアは秀逸だったけど、チコッと惜しかったぜい。
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(*1)20181027:”物言い” ?(”鏡映” 問題@チコちゃん)


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20201019:手塚?&福井?&竹内?&杉浦?&うしお?・・・(懐かしの***陣) [雑感]

 この名前を観てすぐ
   手塚治虫(代表作超多数)
   福井英一
    ("イガグリ君"/"赤胴鈴之助" 第一回執筆後急逝)
   武内つなよし("赤胴鈴之助" 第二回以降)
   杉浦 茂("真田十勇士" もの)
   うしおそうじ("朱房の小天狗")

とお解りになる方は、自分と同年代、若しくは "マンガ/アニメ" では無く "漫画" をこよなく愛する方々だろう。

 日経紙日曜版の詩歌・教養紙面に連載されているエッセイ:
   出久根達郎氏:”書物の身の上”
    - 愛すべき漫画の思い出(2020年10月3日)

では、1950年代後半以降に活躍された少年向け漫画家がその作品と共に優しい "まなざし" で紹介されている。
 筆者は作家かつ古書店主と言う事で、洒脱な話題をさりげなく書き下されるお方だけに、自分にとってはとても気持ちの良い温もりのあるエッセイでした。
 同好の方は、ネットでも閲覧可能と想われますのでどうぞ・・・と想って確認したら、有料会員記事でした ・・・ m(_ _)m
 残念です・・・とほっ!




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20201018:ワイン飲み比べ@クルマエビ香草焼き [ワイン考]

 小泉武夫名誉教授@東京農業大学の日経紙連載エッセイ:
   ”食あれば楽あり
    - クルマエビ香草(こうそう)焼き (2020年10月5日)

では、そのレシピとこれに合わせた白ワイン(ソーヴィニョン・ブラン;¥2.5K-/0.75L)の味わいを軽妙に書き下されていて:
   "弾む歯ごたえ、至福の風味"

と評され、ワインとの相性が "実に良かった" とあった。

そこで・・・:
 "真似" してみた。
 真似たのはエビの香草(薄切りレモングラス/ニンニクみじん切り)焼きのところ。
 但し、教授は焼きをバターでだったが、自分はオリーブ・オイルを使った。
 もう一つの但しは、教授ご指定のワインは年金生活者にとってはお高いので "ケチって" ハーフサイズ版とし、今ひとつコンビニで同じ葡萄種の最安値品(ワンコインでおつりが来る)を用意してみた。

注目(?)の結果は:
 ソーヴィニョン・ブランは軽やかな辛口で、どちらかと言えば爽やか感を受ける一方、香りが産地によって微妙に違う・・・のだが、香草焼きエビ自体が旨過ぎ&文字通りのやや強めの香りが漂ったせいか、ワインはどちらも合っているとしか感じなかった

 俺っちの舌が "貧乏馴れ" しちまったか?
 それとも・・・?
 まさか・・・?(とても書けません)



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20201017:抜かりなく・・・(データー・バックアップ) [雑感]

 行政手続きのオンライン化/デジタル化今の政権の "一丁目一番地" らしい。
 何と、9日の昼のTVニュースで "婚姻届/離婚届" のオンライン化構想が報道されていた。

 こりゃぁ・・・良いや。
 今は大昔、"成田離婚" って流行(はやり)言葉があって、海外旅行慣れした新婦が不慣れな新郎に愛想が尽きて帰国した途端に離婚へ。
 オンラインなら帰りの機中から離婚届も可能となって(?)、飛行機から降りる時には既に赤の他人・・・ってな事、起こるかも。
 たははっ!

ところで:
 オンライン化/デジタル化は大いに結構だが、登録データーの保存/保守/バックアップについては十二分な配慮が必要だ。
 行政側には二重三重の手立てを整備して貰いたい。

と言うのも:
 電磁気装置やデーターを収める媒体が(光)磁気ディスクでも半導体メモリであっても、これ等は電磁気的な擾乱によって一瞬のうちに破壊され、"中身がパー" になる事があり得るからだ。
 "雷" の様な自然現象もあろうし、"データー・テロ" も無視出来ない。
 そう言えばつい先だっての日経紙に "大規模磁気嵐" に気をつけよ・・・って "先読み" した囲み記事があった。

 徹底した電磁気シールドによってデーター保護が必要だが、小さな地方自治体でそんなところ迄気が回るのか、極めて疑問だ。
 新たなビジネス機会と捉えて民間で請け負うところが出て来るかもなぁ。
 そんな時、個人情報管理は・・・なんて事も十二分な議論が尽くされて欲しいものであります。

ついでに:
 昔、こんな "笑えない" 小咄(こばなし)がありました。
 1980年前後以降、媒体の高密度化が急速に進んだが、太陽の黒点の異常な乱れから起こった超強力な磁気嵐で一瞬の内に世界中のコンピュータ&周辺媒体に保存されていたデーターが "壊滅" されてしまった。
 でもって、人類が残した記録は
   - 図書館や書斎で収められていた書籍
   - 地下室書庫に納められて忘れ去られた "書類"

   - 誰も見向きもしなかった野原に建つ "石碑"
だけになった。

・・・って、笑えない小咄がありました。
 まるで、映画:"猿の惑星" の最後のシーンを想い起こさせる話でした。
 老生が現役だった時期、記録素材の研究開発に関わった折に知り合った業界人から聴いたものです。




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20201016:サイダー [食]

 夏の盛りに想わず手が出て買ってしまったPETボトル詰めサイダー
 冷蔵庫のドアーポケットに鎮座しているのを今頃になって見つけ、飲んでみた。

 懐かしい味だが、はて?・・・こんなだったかしらん?
 今は昔、コーラが流行る前の定番だった。
 三*矢印は健在(?)だったが、やはり時代好みにレシピを変えてきているんだろうなぁ・・・

 こんなのにも時の流れを感じる "お歳" の自分であります。
 てへっ!



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20201015:素朴な疑問(”非公開” メルアドの無断使用是非) [雑感]

 既に一ヶ月近く前の事だが、タイム誌(米国)が2020年版の
   ”世界で最も影響のある100人

を選定し、発表している(9月22日)。

 選考基準はタイム誌が勝手に設定しているのだろうが、今回の100人の中には
   大坂なおみ さん
   伊藤詩織 さん

のお二人が選ばれていた。

 大坂なおみさんは人種差別反対意思表示(@全米オープンテニス女子シングル選手権)の反響の大きさで、伊藤詩織さんは実名で性犯罪被害を訴え、日本女性の意識を変えさせたとの理由があった。
 何もタイム誌が選んだから・・・って言って有り難がる必要性は無いと想うが、このお二人に関する限りは極めて妥当と想う。

さて:
 伊藤詩織さんへの電話インタビューが10月6日午前7時のニュース@NKHR1で放送されていたのを聴いていて、この方の心と芯の強さに圧倒されたのだが、一つだけタイム誌の行動に "疑問" が湧いた。

と言うのは:
 伊藤詩織さんは、自らが100人の一人として選ばれた事をタイム誌オフィスから "自分宛のメール" で知らされたと仰っていた。

 ”自分のメルアドをどうして知っているんだろう

・・・ と "一瞬" 想われたそうだ。

 "非公開メルアド" をタイム誌オフィスは
   ”どういう手段で入手したのか”

の説明は無かったらしい。
 下衆の考えに過ぎないが、報道或いは出版業界関連の人の中で教えた人がいたのかも知れ無い。

でも・・・:
 私らレベルでも、メル友から
   "これこれの事情でこの方へ知らせて良いかどうか"

って、事前に問い合わせがあるのが普通だと想うがなぁ・・・

 厳しい個人情報管理が望まれる報道とか出版業界の "裏" を覗いた様な気がした。
 "根拠の無い深読み" である事を祈るばかりです。


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20201014:”あっぱれ” モデルが ”一つだけ” あった!(台風14号進路事前予測) [雑感]

 先週から11日(日)迄に我が国を襲った台風14号は従来に余り例の無い進路を辿った。
 被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

さて:
 台風は太平洋南方で発生し、西乃至北西方向へ進みながら、我が国を窺う多くの場合には沖縄南方で進路を北~北東方向へ変える。
 本州を襲うのは九州南端辺りから急激に東方へ変える奴だ。
 此奴は、太平洋際に沿って上陸乃至は海上を通って沖合で熱帯性低気圧に替わって消え去るのが普通だ。
 つい先だって、
   "近年は関東直撃頻度が上がっている"

との統計分析結果も気象庁から報告されたばかりだった。

ところが:
 台風14号は、当初はその "関東直撃型" だったが、その手前で "南方" へ進路を変えてしまったのだ。

 この台風の進路予測については、凡そ一週間前程だっただろうか、民放昼のニュース番組で世界中の気象機関が公表している進路予測を一覧した絵を見せていた。
 大ざっぱに言えば、一つだけを除いてほぼ全てが関東直撃進路を予測していた。

 唯一実際の台風14号進路に近い "日本近海時計回り" 進路を予測していたモデルがあったのだが、紹介していた気象予報士が
   "いくら何でもこれは無い"

と "きっぱり" と指摘していた。
 これを受けてMCが
   "どこの機関が、こんなとんでもない予測をしているんですか?"

って馬鹿にした様な口調で質問していた。
 さすがに気象予報士は
   "それは、ここでは控えておきます"

って受け流していたが・・・腹の中ではどう想っていたのか。

 一般に気象予報は、世界中の観測データーを用いて全球(=地球全体)予測を行うとの事だが、使用するモデルの多様性とモデル特有のパラメタ設定等で何十もの予測結果が得られ、最終的にはその筋の専門家が "メタ分析" を行って最も妥当性の高いと想われる結果にまとめて公表するらしい。

 結果的には、今回の台風14号進路についてはこの分析は的を外した訳だ。
 イヤハヤ、台風の進路予測って難しいらしい(*1)

が:
 天晴れなモデルが一つだけあったのが印象に残った。
 素人ながら北からの高気圧の強い張り出しを見事に割り出しての進路予測だったのだろう・・・と想っていたら、気象庁が太平洋南方上空に大きな低気圧が発生していて、14号はそれに吸い込まれるように南方転進し、小笠原諸島沖合で熱帯性低気圧となって消滅したと解説していた。
 ・・・んなら、はじめっからそう予測出来なかったんかいな?
 後から言い訳のように解説したって・・・

 それにしてもズバリのモデルは 天晴れ! 天晴れ! だ。

しかし・・・:
 自らを恥じているのかどうか解らないが、件の気象予報士は今週になってもこの事に一言も触れていないのはフェアじゃぁない。
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(*1)20200916:素朴な疑問(台風進路予測)




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20201013:レツゴー正児さん逝く [故人を悼む]

 9月29日に逝去。 享年80歳。

 漫才トリオ "レツゴー三匹" のメンバーとして1960年代以降大活躍されていた( 注:"レッツゴー" ではない)。
 自分は関西漫才/コントは一部の例外を除けば "好み" では無かったが、このトリオは違って、底抜けに面白かった・・・良く覚えていますとも。
 高度成長期ピーク時に重なっていた時期で、こっとらの気分もノーテンキで底抜けに近かったせいかも。
 今の時代、"芸" に乏しく、 "えげつない" としか感じられない漫才/コントは観る気がしない・・・は、こっちが歳取った証拠だろう。
 が、それでもいいや。

 じゅんさん&長作さんの後を追った旅立ちでした。
 黙祷。



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20201012:地銀再編 [雑感]

 "銀行業は必要だが銀行は不要(になるかも)" ・・・ と言われ出して久しい。
 そんな今、今度の政権では "地銀の再編" が促されるそうだ。
 "何せ、金貸しに毛の生えた程度のちっぽけな地銀が多過ぎる" ・・・ との判断があるとの事だ。

 3年程前、三菱東京銀行( かっての "三菱東京UFJ銀行" ・・・ UFJ銀行出身者は悔しいだろうなぁ )の幹部は
   "7年後には銀行の事務の40%は AI で代行可能"

と指摘していた(日経紙:2017年8月13日付け社説で紹介)。

 卓見だ。
 あと4年程で40%に相当する10K人弱の行員の再教育/再配置で新たな体制を構築すべく、今はその最中のあるのであろう。

 我が国トップの銀行は、情報通信技術(ICT)の進歩を正面から受けて自ら革新していけるのだろうが、"地方名士" に甘んじているだけ(?)地銀幹部がこの様な危機感を持ち合わせているのかどうか、他人事ながら気になるところだ。

 AI は特定業種の人の仕事を奪う事になろうが(*1)、それで武装化された ICTの進歩を止める事は出来ない(何せ "2045年" には "AI は人智を凌ぐ" との説さえある程、AI の進歩は凄まじい)。
 進んで受け入れて、自ら革新して行く姿勢が必要な事は産業革命以降の歴史が証明している。

 これからの時代、果たしてどれ程の生き残れる地銀があるのだろうか。
 年金生活者には関係ないけど、ふと地銀再編のニュースを観て聴いて想ったものでした。

これとは関係ないけど・・・:
 口座整理の際に地元銀行の分は全て閉鎖してしまっている自分は "用意良過ぎる" のか・・・な?
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(*1):2017年に二つの調査研究がありました:
①日本経済新聞社/フィナンシャル・タイムズ社(英):
 人が携わる約2K種の業務の30%はロボット代替が出来る。
 日本の場合、大凡50%強と見積もられている。

②野村総合研究所/オックスフォード大学:
 AIやロボットで代替可能な労働人口比率は以下と推定されている:
   日本 = 49%
   英国 = 35%
   米国 = 47%

 これ等の調査結果をどう捉えて、日本の近未来像をどう描き、設定するのか迄はデジタル庁では出来まい。
 また日本は "置いてけ掘り" を喰らうのか・・・そうなったら、1K兆円を越す国債の負担に喘ぐに違い無いこれからのお若い方々は可哀想過ぎる・・・お気の毒ですが、老生には何も手助け出来ません。



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