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20200826:経営統合しても・・・(日産&ホンダ) [雑感]

 10日近く前に共同通信社が驚きの配信(2020年8月17日;0930)。
 昨年末に政府が両社に "経営統合" 案を提示したとの事だ。
 但し、例によって国も両社も表明はしていない(共同通信社はどこから仕入れたのか・・・漏らす人がいるんだねぇ)。

 電気自動車(EV)や自動運転技術等、自動車産業が100年に一度の大転換期を迎えているとされる中、我が国の自動車産業の将来像を描く中での恐らくは経済産業省側の腹案だったのか。

 しかし両社とも役員会に諮る前に反対を貫き、政府案は日の目を見なかった・・・らしい。
 日産から見ればルノー&三菱自との提携の柵がきついし、ホンダから見てもそんな複雑極まるところに入りたくも無いだろう。
 "経営規模拡大必ずしも生き残りにならず" ・・・ とは、何処かの誰かが言っていた様だったが・・・

しっかし・・・:
 その前に、自分は日産とホンダではクルマに対する哲学・・・って言うと大げさだが、取り組み姿勢がそもそも違う様に感じている。
 個人の見解に過ぎないが、日産は技術は高いし先見の明はあるとは想うし、クルマとしての仕上がりは良いのだろうが、かっての(今でも後継車はあるが) "フェアレディ" とか "ケンメリ/スカG" の様な "憧れ感" あるクルマになっていない・・・と自分は感じる(あくまで "個人の感想" です)。
 一方のホンダは一人でも革新の先頭を走ろうとするDNAの持ち主だ。
 上市するクルマは、どれでもいつでも "ひと味" 違う。
 "ホンダ・ファン" はそこに嵌まっているに違い無い。

 どちらのクルマも保有する機会は無かったが、それは自分が彼等の車が嫌いだった訳では無い。
 何か、当時の自分と共鳴出来るモノがチコッと足りない・・・そんな感じだった。
 自分は "スバリスト" にはならなかったが、自分なりの好みに固執し、それに合致するクルマを求めた結果がVW’カブトムシ(旧型・・・2台乗り継ぎ)&BMW(1台/20年間)&今の国産コンパクトカー(3年目)だった訳だ。

 戦略も戦術も異なる両社が統合経営の下で同じ目的/目標実現に向けた取り組みが出来るのかどうか、疑問に想う。
 にも関わらずに経済産業省側には一種の "切迫感" があったのではなかろうか。
 多分それは、EVも自動運転技術の実用化も、日産/三菱自/ルノー連合の中では日産が飛び抜けて先陣を張っている事は明かで、フランス政府がルノーを介して日産を手に入れたい魂胆が透けて見えている懸念からと自分は想う。
 にしても、もっと別の組み合わせがあったと想うがなぁ・・・



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