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20240222:たまには ”自信” を持ちたい - ”国家ブランド力” 一位だって! [雑感]

 有り難い教えでは無いか・・・って記事にぶつかった:
   "日本はブランド力を生かせ"
   筆者:ナンシー・スノー名誉教授
     @カリフォルニア州立大学フラトン校
   (日経紙:2024年2月9日付け朝刊・"私見卓見" 欄)

 この投稿記事によれば、我が国は昨年
   "国家ブランド指数" で60ヵ国中第1位

となったと紹介されている。

 老生は全く知らなかったが、"アンホルト―イプソス社(調査会社@仏)" が毎年発表している "国家ブランド指数" で評価すると日本が初めて1位/60ヵ国となったらしい。
 このランキングは
   世界的にどのように認識されているかによって
   各国をランク付けする

もので、6万人以上を対象に実施したインタビューに基づいているとの事で、"いろんなランキングがあるなぁ"・・・って感心するばかりだ。

 そも*2、"国家ブランド指数"( Nation Brand Index )とは "国家の評価" を計測するために用いられる指標であって、例えば対象国の
   文化
   国民性
   観光
   輸出
   統治
   移住・投資

の6分野で評価する様だ(以上:Wikipediaからの引用)。

 ランキング10以内に唯一の非米欧諸国であり続ける日本は、ここ数年の内に毎年順位を上げて2023年にはついにトップに登りつめたと言う訳らしい。
 2016年以来6年連続トップをキープしていたドイツを抜いた結果だそうで、過去、国家ブランド指数の首位に立ったドイツ、米国以外では初めてアジア太平洋地域の国が選出された。

 我が国の評価を一言じゃぁ無く "二言" で総括すると
   日本製品に対する信頼・・・①
   他では体験できない食や伝統文化の魅力・・・②

が高いとの事だ。

しかし・・・:
 我が国の代表的輸出分野である自動車産業に於いて、そのトップを占めているトヨタ系企業で "検査データー不正" が永年続いていた今の状況を知らされると、①の評価が2024年度にはどうなるか、高評価を維持できるのかが大きな懸念だ。

一方で:
 ②は観光の主題が単なる "物見遊山" から "ガストロノミー・ツーリズム" へ移ってきている今、大切に守りたい貴重な財産に違い無い。

ところで:
 冒頭引用記事筆者は最後に
   -海外の好意的な見方を意識した戦略戦術を磨いて
   -近年顕著になってきた生産効率の低さに伴う工業競争力の低下を克服する事

が政府の課題・・・の様な指摘をしている。
 ①&②とも6つの指標の中で政治が関わる "統治" とは凡そ縁が無いものだ。
 世界の識者は良く観察している・・・と感心するばかりです。
 知らないのは政局騒動に塗れている国会の先生ばかり・・・かな・・・政治分野だけの世界ランキングがあれば良いんだが。



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