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20210907:戦略無くして ”足し算” 続くヨ [雑感]

 たいていの人は "足し算" の方が "引き算" よりもお得意だ(勿論自分も例外では無い)。
 政治の世界の引き算と言えば
   定数削減 ・・・ ①
   報酬削減 ・・・ ②
   中央官庁削減 ・・・ ③

等々が直ぐに思いつくが、議員にとっては身を切るに等しい①&②は抵抗が強く、理想とはほど遠い。

 官僚の強い抵抗がある③についても行政機構の "スリム化" が昔から指摘されている。
 "行政改革" は永遠の課題だが、自分の知っている限りでは、例の故・橋本龍太郎内閣の時の "省庁再編" で "二番手" 省庁が合体して見かけの数が減った時期があったきり・・・だ。

ところで今は・・・:
 脳が無い・・・と迄言っちゃうとこれまた失礼だが、長期戦略が無いからか、政策立案遂行にやる事なす事に "見劣り感" があるのは
   - やたらと担当大臣を増やす
   - やたらと新しい部所/部門/庁を作る

等、担当者/担当部署を二重三重に増やしていく事だ・・・と感じているのは自分だけだろうか。

 9月1日発足した "デジタル庁" は、成功すれば霞ヶ関官僚が "一番いやがる" 業務改革に直くつながるだけに、果たしてどうなるのか。
 デジタル行政とは何も LINE を使って広報する事では無いし、Word や Excel を使って、更には PowerPoint を使って見てくれだけの文書DBに溜め込む事では無いl。
 国が関わる全ての情報を統一規格の元で集約し、データー分析を加えて明日に向けた政策の立案/行政の効率化に資する事こそが要の筈だ。

 そんな超大量データー分析/解析出来る役人はいない。
 民間側の専門家を集めるとの事だが、役人は民間人の提言をまともに聴く事を "一番嫌う"。

 それを説得し推し進める事が出来る程のデーター・サイエンシストを民間から集められるのか、彼等彼女等が分析し解析した結果を活かし切れるリーダーがいるのか・・・期待したい所だが、余り出来そうに見えない・・・ 老生の "見立て違い" を願うばかりだ。

それになにやら・・・:
 新しい総理大臣が生まれるそうだが、その候補の一人が公表しているのがコロナ禍対応としてまたしても "新たな庁" をつくろうとしている事で、これも安易な足し算シンキングだ。
 内閣府&厚生労働省周りで3大臣があれやこれやのコロナ禍対策やっている上にまたもや屋上屋・・・思慮足らずとしか想えない。 お粗末すぎて情けない。
 いい加減新しい世代へ替わってくれよ!・・・って、後期高齢者からの要望デ~ス。

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