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20170301:ミステリの連続殺人事件に関わる "お笑い一考察" ① [ミステリ三昧]

 少々、長文になるので二つに分けます。
 相変わらず TV ではミステリものが大流行で、一人だけではさすがに二時間も持たないだろうから、次々に人が殺されていきます。

 素人が名探偵振りを発揮して解決したり、名刑事が見事に犯人を追い詰めていくのですが、内容を "濃く" する為に組織内の軋轢が炙り出されて主人公が翻弄される場合も多いし、杉下右京さん@相棒の様に泰然自若の場合もあります。

 この種の番組を見馴れている "ひねた" 視聴者だと、これだけ名の知れた俳優がチョイ役で終わる訳は無い・・・とかで、犯人役は演じている役者でまず推測出来てしまう(TV-番組表記載出演者の "3人目" 辺りが犯人・・・と聴いた事があります)。

 犯人役は逃げ切れなくなった時の弁明の台詞が半端では無いから、ベテランしか務まらないのでは?・・・と勘ぐっている訳です。

 そう想って観ているから、何故、金田*さんとか、十津*さん等、名探偵・名刑事があっち行ったり、こっち行ったりして二時間(*)も経ってしまうのか、いつもとても不思議に想っています(途中CMタイムで一服したりして)。
(*)CMタイムがあるので、通常は1.5時間ほどが正解

 連続殺人事件ものの中でも、純文学者である坂口安吾氏になる名作:"不連続殺人事件" では何と8名もの人達が瞬く間に山間部の豪壮な館内外で殺害されてしまう(連続的に殺人が行われているにもかかわらず、題名は ”不連続・・・” で、そこに重要なヒントが隠されているのですが)。

 名探偵と称される巨瀬(こせ)博*は、すぐ側に居ながらも何もしません。
 彼は "時間当たりの殺害見逃し数" では数ある名探偵・名刑事の中でも群を抜いているのでは?
 恐らくこの分野のチャンピオンだと想われます。
 結構見逃しの多い金田*さんも金田*少年も敵いません!
 (以下、その2へ)


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