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20200821:EUが試されている?(香港問題) [雑感]

 中国による香港民主派への異常な迄の取り締まり/逮捕が続いている。
 が、我が国もそうだが、大方の国が
   「極めて憂慮している」

程度の事しか言っていないし、米国を除けば具体的な対処行動は見られない。

 身近だからもあったのか、更にはかっては植民地政策時代の宗主国だったからか、北アフリカや近東からの難民へあれ程の人権意識を持ち出し、受け入れてきたEU議会及び加盟国も、香港はユーラシア大陸の東の果てで身近には感じていないのだろう・・・多分。
 お得意のメッセージは全く伝わって来ない。

 ドイツにとってもフランスにとっても、イタリアにとっても中国との経済的な関係は壊したくないのだろうが、彼等の人権意識が "本物なのかどうか" が試されている・・・と自分は感じている。

 身近な国からの難民の場合、無視は出来ないが、かと言って自国へ際限なく入ってきては困る。
 そこで加盟国で受け入れ枠を決めたりするが、遠い遠い香港における人権問題にはじっと "黙んまり" を決め込む・・・と言う訳か。

 そう言えば、米国による中南米諸国からの "不法" 移民対策についても、EU議会及び加盟国の積極的な発言を聴いた記憶が無い。

因みに:
 香港問題では地政学的に身近な我が国であるが、
   "憂慮はするが何の行動も取らない"

と、そう想っている。
 国際問題解決に向けて率先して行動を起こした事、何か一つでもあったっけ?
 何時でも "熟考" している振りしているが、主だった国が出揃った後で "無難" な行動パターン・・・これが我が国のお得意技だ。
 "小さな" 国の "経験知"、つまりは "生き残る為の知恵" なのだろうか。

 それにしては、あの "湾岸戦争" 後、当被災国からの全世界に向けての謝辞メッセージでも
   "我が国だけが抜かされていた"

事は、歳のせいかめっぽう忘れっぽくなっている自分でも鮮やかに残っている ・・・ この時は "寂しい" って言うよりも、世界へ通じない我が国の論理が "惨め" に見えただけだった。
 我が国の物理&化学&医学生理学分野での世界への貢献は多大だと想うけど、政治の分野では・・・余りにも・・・



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