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20200804:自業自得(じごうじとく) [ただの私見]

 どうでも良いダラダラ長文ご留意。
 大相撲 "7月場所" は、本来は "名古屋場所" だったのが、コロナ禍で観客数制限下、東京開催となり、なんと照ノ富士関(*1) の優勝で終わった。

 無事に・・・と言えるのかどうか、自分には解らない。
 でも "ペコちゃん"(←我が家が勝手につけた愛称:照ノ富士関)が見事に復活した雄姿がまぁ良かったか。

 が、東前頭5枚目の阿炎(あび)が場所前&場所中に "無断会食" した事がバレて、7日目以降は "強制休場" させられていた。
 師匠の錣山(しころやま)親方(元関脇寺尾関)は、
   "要するに夜の街での会食であり、協会方針を無視した
   罰として自業自得"

と話されていた。
 場所後の理事会議題としてあげられ、その措置が注目されている様だ。

 コロナ禍真っ最中の今、"約束違反" は協会から見れば "言い訳の出来ない罪" とも言えるのだろう。
 抗原検査で陰性だったらしく、従って親方の "自業自得" とは "強制休場" の事を指していたのだが、自分は "夜の街へ出かけて感染した事" と解していたので、随分と思い切った発言と誤解していた(*2)

 阿炎は昨年11月には暴力紛いの悪ふざけをインスタ投稿して協会から厳重注意を受け、始末書を書かされた際、
   ”自覚が足りなかったと思っている。
   これからの自分を見てほしい。
   変わっていきたいと思っています。”

と語っていたらしいが( ← WikiPedia )、半年程度の期間では "足らない自覚" は埋まらなかった様だ。

加えて:
 阿炎騒動があった後に、今度は田子ノ浦(部屋親方)が飲食店で泥酔している不様な姿を撮影されネット上で暴露される事件が起き、協会より "厳重注意" されたらしい。
 同じ相撲取りがコロナ禍で死亡していた事件があったばかりなのに、相変わらず "自覚" って奴を身につけていない相撲取りが多いって事の様だ。

 両方ともお灸程度の罰だろうが、コロナ禍を "何とも想っていない" こう言う奴らがどこにもいるんだろうねぇ。

 その証拠と言って良いのかどうか、"GoToトラベル" キャンペーンに乗じて、医療体制が脆弱な "離島" へ自己満足だけで観光に出向く旅行客も結構いた様だ。
 そのせいだろうとの報道だったが、佐渡島@新潟県や与論島@鹿児島県でも島外に出向いていない島民の感染が報告されいる。
 自分等の都合だけで観光に興じるのは、これ迄の政府の無策振りを見てきて自粛が阿呆らしくなって自覚を失っているからだろうし、だからして今後は自粛要請を無視する店舗も増える一方だろう。
 なにせ罰則も何も無いし、国は明らかに経済優先の姿勢だからだ。

 その結果、人同士の接触機会が増える必然として感染も爆発的に増えていくのだろう・・・そうなるに違い無い。
 今に毎日何千人単位のPCR陽性確認者となったりしたら、それこそ "日本は火だるま" になる・・・って仰る医師の方もおられた。

 が、そうなったとしても今の政権が何ら有効な手を打つとは期待出来ない。
 これこそが強制力を持たない法体系下で、"義務も責任も伴わない自由" 気ままな日常生活を送る私ら日本人にとっての "自業自得" かも・・・と言ったら批判殺到かもしれない。
 本当はその前にこんな事態を招いた政治家連中にキツいお灸が望ましいんだがなぁ・・・こんな想い、自分だけではないだろう。

ところで:
 かって、クルマ運転時/乗車時のシートベルト着用は "望ましい要請" だけの時代があった。
 実施率は低く、業を煮やした警察/検察側の働きかけで罰則規定が設けられ、今に続いている。
 罰則付きになった途端、シートベルト着用者が急増した事を老生は昨日の事の様に想い起こす。
 我が国では例の "同調圧力" の威力も無視出来ないが(*3)、罰則付きの法律が制定されると、是非はともかく "途端にそれに従う" ・・・それが私ら日本人なのだ。
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(*1) :こんなブログ投稿しています:
 ”20191201:”ペコちゃん” 頑張れっ!(照ノ富士関@大相撲)

(*2):5月か6月頃だったか、大阪大学の某教授らのネット・アンケート調査結果によると、新型コロナウイルス感染者を "自業自得" と捉える日本人が米欧&中国と比較して圧倒的に多いそうだ。
 "感染は本人の責任では無い" と捉える人が米欧では圧倒的で、極めて対立的だ。
 米国には "マスクをしない自由" を主張する人が結構いて、罹るかどうか確かめてみる "コロナ・パーティー" を開いて騒ぎ立てた若者が感染して死に至った事例があったそうだ。
 こんな例は別として、海外感染者の感染原因についての詳細を知る由も無いが、我が国の最近の感染状況は、大勢の飲み会等、"罹るべくして罹った" 事例が多く、こうした彼等彼女らには自業自得と言って突き放したい・・・と自分は考える。
 なのに、特措法では自治体/保健所が面倒を見なくてはならない・・・矛盾だらけだとも感じている。

(*3):こんなブログ投稿しています:"20200605:同調圧力"



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