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20201204:保守/革新の不思議感 [雑感]

 この用語には昔から "不思議さ" を感じていた。

 何故 "与党" は "革新" と呼ばれないのか
 自民党は政権与党の立場から "保守党" と呼ばれ続けているが、時代の流れに逆らわずに( ← "逆らえずに" かも ) "新たな取り組み" に挑んでいるケースもあり、万事が万事に保守的と言う訳でも無い。

 一方で、何故に "野党" のどこが "革新" なのか
 あの民主党政権時の、恐らくは永久に歴史に残るであろう迷言:
  "二番じゃ駄目なのか"
発言には、挑戦して新たな知の地平線を切り拓こうとする科学者の心を全く理解していない保守的な考え方しか自分には見えて来ない。
 この政権が続いていれば、今の今、世界一の計算速度を誇っているスパコン "富岳(ふがく)" の開発も "うぅ~ん" と遅れていた筈だ。
 その政党の流れを汲む今の立民党の言い分は判で押した "古色蒼然" たる政府&与党批判 "ばかり" で、何故に報道機関が慣例のように革新と呼び続けるのか、全く理解の外にある。

そう言えば・・・:
 今開かれている国会の "何とか委員会" で、枝野代表@立民は "GoToトラベル" 施策を徹底的に貶していたところ、菅総理大臣は
  "これ以上のご提案があれば受け入れていく"
と明言していた。
 ならば立民は "絶好のチャンス" とばかりに "対抗案" を "即座" に開示して政府に迫れば良かった筈なのに、一向に対案は出て来ないし、報道の方も何も指摘しない。
 本気で政権交代を狙うのなら常時 "影の内閣" をつくって対抗政策を用意しておくべきであって、批判だけじゃぁ駄目なんよ。
 こう言う政党や報道機関を生理的に毛嫌いしている自分だけかも知れないが・・・

 "進歩と変化はどう違う?" ・・・ とは、坂井修一氏(歌人・情報科学者)が日経紙日曜版朝刊文化面に連載しているエッセイ:"うたごころは科学する" の2020年11月15日分だ。
 その違いは原文をご覧戴くのが一番だが、革新と呼称される野党には、めまぐるしい迄の離合集散の "変化" はあっても "進歩" は見られない・・・と想うのは自分だけではあるまい。

 今の総理大臣が所信声明を読み上げた時、野党は
  "どの様な日本の社会を目指すのか、国家観/国家像が
  全く見えない"
と一斉に批判して見せたが、自分に言わせれば
  "お前等もそうだろうが・・・"
としか受け取れない(国民の選良へ失礼な言い方で・・・ m(_ _)m )。

 選挙の際、進歩を見せて呉れない限り、どの政党も投票先の選択肢には成り得ないし、党首も政党も選択されなければその追い求める目的を実現する事は出来ない・・・解りきった事の筈なのに、いい加減に "脱皮" して欲しい。
 が、無理/不可能とはこれ迄の経験から承知しているのは "日本の悲劇"(Jの悲劇)に他ならない。
 尚、本ブログは今の政権/与党を擁護している訳ではありません。
 念の為。



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