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20201225:Google'AIの予測傍観記録(コロナ禍) [雑感]

 GAFAの一角を占めるGoogleが、毎日の公表データーに基づいたPCR検査陽性者数(=新型コロナ感染者最少数)の2週間先迄の予測をWEB上で逐次公開している(随時更新)。
 予測モデルの概要も公開しているが、肝心な所には自らが開発した AI を活用している模様だ。

 第一波の時に公開されていた我が国理論免疫学者の感染予測の精度は失礼ながら "あんまり・・・" だった(*1)が、GoogleはAI開発の最先端を切り拓いている当事者なので大きな関心を持ってその日本版を観ている。

 以下は今月央以降、本日11:00迄の東京都を対象とした予測経緯だ。
 Googleと言えども "どんぴしゃっ!" って訳にはなかなかいかない様だが、素人ながら良く出来ていると感じている。

Ver._as of 20201214(予測期間:15日~2週間):
 東京都発表の "17日の感染者数は800名超" で衝撃的だったが、AI の予測値は570名程だったものの、15&16日の予測、それに18日の予測は不謹慎な言い方を承知の上で言えば "結構良い線" を押さえていた様だ。
 その AI が予測する年明け5&6日の東京都感染者数は軽く "4K" 名弱( ← いくら何でもこりゃぁ "過剰" 推測じゃぁ無いかえ?)で、これをもってピークアウトしていく予測曲線が描かれていた。
 さすがに1K名/日を越えると怖いなぁ・・・って想わずにいられない。

Ver._as of 20201218(予測期間:19日~2週間):
 が、既往データーを逐次入力して予測トレンドの更新に努めているのだろう(所謂 "機械学習" って奴だ)。
 12月18日迄の実データー迄を組み込んだ以降2週間の予測では東京都の感染者数は1月以降は1K前後で高止まりしている様に修正されている上、この時点で感染収束は予見されていない。

更に Ver._as of 20201219(予測期間:20日~2週間):
 その翌日版による東京都感染者数は "年末には1K/日" に達し、以降2K台に向かって増大の一方と修正された予測だ。

更に Ver._as of 20201220(予測期間:21日~2週間):
 その翌日版による東京都感染者数は "年末≒0.8K/日" 程度に収まっているが、ピークアウトの気配は無いとの予測だ。
 果たして速度が収まりを見せ始めるのは何時の頃になるだろうか。
 2~3年先・・・なんて事あるまいなぁ・・・

ところが・・・Ver._as of 20201221(予測期間:22日~2週間):
 ここでは年が明けると1K/元旦以降増大傾向が加速して2K/1月15日となって、以降減少へ転じていくとなるそうだ。

ところが*2・・・:
 本日(20201225)公開版は前日迄の予測期間(22日~2週間)と同じだが、
  24日予測値:952名(都発表数=888)
  12月31日予測値:>1K名
  1月14日予測値:1.8K名
  以降:ピークアウト
と修正されている。
 いやはや、機械学習も大変だなぁ・・・って感じです。

一方で・・・:
 このGoogle予測を念頭に置かれたのかどうか迄は解らないが、23日時点で、東京都医師会は
  "このままいけば年末/年始早々に1K/日"
また、厚生労働省アドバイザリー・ボード・メンバーからは
  "英国で見つかった変異種が入り込んで来れば "日本は終わりだ" "
とのコメントもあったそうな(BSTBS:報道1930_20201223)。

それにもまして・・・:
 足下の神奈川も半端じゃぁない感染拡大が続いていて、24日には400名超を記録してしまっている(内、殆どが横浜市&川崎市だ)。
 加えて、横浜市は公表していないが、当地域某市立中学校で小規模感染集団が発生しているとの専らの噂だ。
 町民の間に密かに拡がるこの手の噂には真実性が高い場合もあるので、身近に迫ってきている感じがして、些か緊張せざるを得ない。

なのに・・・:
 正月が迫ってきている・・・フランケン・ワインでもひっかけて "気分一新(?)" といくしか無さそうだ(なぁ~んて,おふざけでは無かろう。 メっメっ!だ)。
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(*1)20200705:”80%接触削減” の論点とは(”西浦モデル”@コロナ禍)



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