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20240325:免許返納後は悲惨な生活が待っている(高齢者の場合) [雑感]

 こうも高齢者によるクルマ運転暴走事故事件が続発すると
   "自主返納" だけじゃ悲劇は無くならないから、
   一定年齢に達したら "免許停止制度" へ移行すべき

等の意見が現実味を帯びてきそうで、後期高齢者である所の老生は "気がかり" にならざるを得ない。

 もしそのような制度になったら老生は当然その対象になろうから、直ちに "買い物難民" になっちまうし、"ドライブを楽しむ" 事が出来なくなり、既に始まっているかも知れない "老化が加速" されるに違い無い。

 どうしてくれるっ!・・・って想っていたところ、こんな実例をネット記事で見つけた(Mewrmal:松永つむじ氏(フリーライター)執筆;配信3月15日AM)ので尚更だ。
 執筆者は自主返納した75歳女性の生活を取材していて、それによれば、
   理由:娘の勧めで。
   その時の感想:高齢ドライバーの事故が連日報道されるなか、
          事故を起こしたくないし、社会の為だと気分が高揚した。

   ところが・・・:
    翌日からの不便な生活に見舞われるとは思いも寄らなかった。

 即ち、
  ① 買い物はバスで1時間離れた町まで行かなければならない。
   重いものを買えば帰りは重労働。
  ② 田舎なのでバスは1日4本しかない中、病院に思いのほか時間がかかる。
  ③ バスに乗り遅れたときは、雨のなか1時間もタクシーを待った。

 こんな日が毎日続き、車なら数時間で済む用事がすべて1日がかりになってしまう。
 加えて同い年の友人は車を自主返納せずに運転している姿がうらやましく見える。

結局のところ:
   "こんな筈ではなかった"

と自主返納した事を後悔するようになった。

おまけに・・・:
  ④ 仲間と会うのが楽しくて定期的に通っていたカルチャースクールも
   バスの都合で止めた。

そしてついに・・・:
  ⑤ 車がない為に外出も難しく、半 "引きこもり状態" になってしまった。

結局の所:
 免許返納 その後悲惨な生活 待っている

・・・ってな事にならない仕組みが保証されなければ、自主返納はためらうし、生き延びる為には車を乗り続けるざるを得ない。
 それが偽ざる現実だ。

ついでの嫌み:
 年寄り免許停止制度を強要するお若い方も直ぐにその歳になる:
   "子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの"
   (故・永六輔氏著:"無名人名語録";ついこの間のブログで引用した奴デス)


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