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20171208:”華(はな)ひらく”(三*包装紙) [雑感]

 今や通販全盛で、百貨店の売り上げは芳しく無くなって久しい限りと伝えられていますが、自分もワイフ殿も三越(現・三越伊勢丹)のいろいろの形の赤玉を散らした例の包装紙が好きであります。
 お袋様も好きだった様に記憶している。

 単純なのに豪華な感じさえしていて、どの百貨店のそれよりも華やかな感じを受けた(単純な赤色ではなく、"品" のある赤だ)。
 合併後の今は特定商品向けに限られて使用されている様だ。

 最近になって "その謂われ" を始めて知った(出所:日経紙2017年11月12日付け日曜版紙面)。
 画家・猪熊弦一郎氏(1902-1993)の作品(題名:"華ひらく")で、1950年に三越からクリスマス向け包装紙のデザインを依頼されて作成した物だった。
 当時療養中だった氏は、銚子@千葉県の海岸でいろいろな形をした石を見つけ、そこから構想を練ったらしい。

 70年近くたってもいまだに古さを感じさせないデザインって、これはもう芸術ですねぇ。
 今頃になって始めてその由来を知りました。


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