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20171220:ビデオ審判 [ただの私見]

 あぁ~やっぱり ・・・ "長嶋ボール"、"王ボール" があったと言う。

 自分ですら知っている名投手・権藤博氏が日経紙2017年12月7日付け朝刊スポーツ紙面の囲み記事( "悠々球論:機械にできぬ審判の案配" )を読んで改めて知った。

 主審は、2ストライク後、当時全盛を誇った長嶋選手と王選手の見逃し三振は避けたい・・・との "忖度" から、ぎりぎりコース(:いわゆる "くさい球" )の時にそう判定し、他の選手できわどいコースをストライクとして "帳尻" を合わせていたと言う。

 TV中継の解説者が "さすがですねぇ" ・・・ と長嶋選手/王選手の選球眼を褒めていたが、こういうケース、見抜いていたんだろうが、ほんとの事、言える筈もなかったんだろうなぁ、当時は。

逆にこんなケースもあります:
 不思議なご縁で、自分の飲み友に関東地区某大学をラグビー強豪校に育てあげた名監督がいる。
 諸般の事情で監督を退いた後に某TV局のラグビー解説を担当されていた時期があって、ある定期戦の際、主審の判定に 「今のジャッジはおかしい。ビデオでも確認出来ますよ」 ・・・ と一言、 "禁句" を放ってしまった。
 瞬間、"あっ、しまった" ・・・ と思われたとの事だったが、余りの稚拙な審判の度重なる判定につい "本音" が出てしまったらしい。

 以後、"解説依頼は来なくなった" そうです。
 TV局側の忖度か、ラグビー協会側のクレームがあったのかは不明のママですが。

また:
 つい先日の関東大学ラグビー最終戦:早稲田大学vs明治大学戦で、後半の後半、早大の認定トライが下された場面、原因とされた早大選手への明大選手のハイタックルらしい反則については、場内では何の説明も無いままだったし、後で録画で見ても意図的な反則とは思えないと素人でも解るケースで、解説者も 「審判の判断ですから」 と言葉を濁すに留まっていた。
 幸いな事にこの試合は明大勝利に終わったので "事なきを得た" 感じだったが、学生ラグビーなのでトップリーグの様なビデオ判定ルールが無く、後味の悪いゲームだった。
 あの審判は、なんかお咎めとか、お叱りを受けたんだろうか。
 自分の想うところ、そうじゃぁなく、もう次からの早明戦で笛を吹く事(=主審を務める事)は無いんだろうな・・・

 どんなスポーツであっても選手等当事者は勝利を目指して全身全霊を傾けて闘っている ・・・ 審判も人間だ、誤りは有り得る、だから審判の判定に従ったゲームを ・・・ 等との "きれい事" では済まない場合も多い筈だ。
 審判の力量も均一ではなかろうし、多くのスポーツではビデオ判定システムが必須ではなかろうか。

ついでに:
 近い将来、各競技に特化した "AI ロボット" が主審・線審の判定に異議を申し立てして・・・なんて場面あるかも?
 ボールの線内・線上・線外判定は今の技術で即座に可能な筈だから、プロテニスとか、プロバスケなんかではトライされているのだろうか?
 知りたいところです。

最後に:
 権藤氏は、記事を( "長嶋/王ボール" 判定の帳尻あわせに柴田勲選手や土井正三選手で "柴田ストライク/土井ストライク" とする様な) "さじ加減は機械には出来ない" として閉じておられましたが、そんなぁ事は無い ・・・ そういう "曖昧さ" さえも忖度出来る AI が今や開発され得る時代ですよ!(必要であればですが ・・・ ← AI 専門家の飲み友より)


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