SSブログ

20200402:大手製造業・・・何故マスク&医療器具生産しないのか [ただの私見]

 相変わらず “マスク不足” が続いていると報じられている。
 確か、2月10日の週央、官房長官が定例記者会見で
   ”来週17日からは皆さんのお手元に届く様になる”

なんて事を仰っていたが、未だに一般市民の手には幅広く届いていない。
 自分は、
   ”あぁ、またか。
   やっぱり口からの出まかせだったんだ”

と受け取っていた。
 何せこのお方は、どんな場面でも顔色一つ変えない “その場凌ぎ” がとてもお上手だからだ。

一方で:
 “見るに見かねた小学生” がお年玉貯金を下ろして資材を買い求め、”マスクを手造り” して地元自治体へ提供していた。
 こんな事を小学生にさせる政府って一体なんなんだろう

こんな折:
 シャープ株式会社が “約束通り” にマスク生産を3月24日から始めたそうだ。
 お門違いの “ものづくり” だが、生産ラインを新設しての事だ。
 政府の要請を受けた形とされているが、恐らくは "跡づけ" だろう。
 何事も後手後手のこの国の政府が2月早々の時点で同社に生産打診するとはとてもじゃないが考えられない。
 同社としての本来の趣旨は勿論 “社会貢献” だろう。
 “儲け” なんぞ仮にあったとしても、本業に比べれば微々たるものだろう。

因みに:
 昨日の報道によればアイリスオーヤマ@仙台市(株)もマスクの国内生産を6月から始める。
 更に今頃になって政府は各家庭に2個づつ、洗えば繰り返し使えるマスクを提供する事になったそうだが、こんな事何故2ヶ月近くも経ってからなのか。
 "火事になってからバケツを用意しましたよっ!" ・・・ てな事と何ら変わりない。
 まぁ、不足が叫ばれ初めてから大分経つものの、しないよりは良いとしておこう。

さて:
 感染爆発期に入った途端、人口呼吸器/人工心肺装置等の需要が急増して、専門製造メーカーが増産しても対応出来ない危険が多分にあるとは感染症専門家の話だ。

 それなのに、何故、電気製品/自動車等々の大手メーカーは、業界一致して専門メーカーの手助け、例えばこれ等医療機器の部品生産に手を貸さないのか
 これ等機器が揃っても稼働させる専門医師が足りないとの指摘もあるが、機器は足りないよりもたくさんあった方が良いのは論を待たない。

 米国では国防法とかがあって、これに基づいて大統領がGMへ医療器具製造を命じている。
 至近の報道によれば、フォードも4月下旬より医療機器メーカーと連携して人工呼吸器の製造に入るそうだ。

 我が国では命令は出来ないにしても、何故総理大臣が業界とか大手の製造メーカーに同じ事を要請しないのか。
 我が国は “ものづくり” を得意とするとされ、家電製品や自動車はその最たる位置を占めている筈だ。
 折しも需要鈍化で製造ライン停止や期間限定の工場閉鎖の取り組みがどんどん出ているにも関わらず、こんな話は少しも出てこない。
 これ程の “ESG(環境/社会/企業経営管理)” の主旨にあった取り組みは無い筈だが、シャープ以外の名乗りを見聞きした事は無い。

もしこのままなら:
 こんな国難の時期に社会貢献しない会社の製品はもうご免だ。



共通テーマ:日記・雑感