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20200419:”K” の悲劇(ケネディ家@USA)/”J” の悲劇 [雑感]

 あのケネディ家に “悲劇” が続いている。
 
 ① J.F.ケネディ元米国大統領:1963年暗殺される
 ② R.ケネディ元米国司法長官(①の実弟):1968年暗殺される
 ③ J.F.ケネディ.Jr.(①の長男):1999年飛行機事故死
 ④ S.ケネディ・ヒル(②の孫娘):2019年薬物過剰摂取事故死
 ⑤ M.ケネディ・マキーン氏(②の孫娘):2020年カヌー沈没事故死

 この一連の事件事故はまるで ”Kの悲劇” を観るかの様だ。
 お気の毒としか言い様がない。

ついでに “Jの悲劇” も:
 新型コロナウイルス感染急拡大にあたって罰則も何も無い “自粛要請” だけの我が国。
 厚生労働省の医系技官が “失敗した場合の訴訟” を恐れて海外諸国の先進的対策を取り込もうとしない方針が “諸悪の根源” と “深読み” 出来る記事を読んで(日経紙:2020年4月12日付け朝刊) “成る程” と想った。
 官邸は高級官僚の人事権を握って支配下に置いているが、医療分野には手が出ないそうで、いくら “PCR検査を増やす” と言っても想う様にならないとの事だ。
 しかし “何もしない” ・・・ って事も行政訴訟になるかもだ。

 大体が “国民の健康&安全が緊急事態” になっているにもかかわらず、”経済再生” 担当大臣が音頭を採っているのが “筋違い” だ。
 安倍政権が正しく国民の “健康&安全よりも経済を優先” している証拠以外の何物でもあり得ない。
 おかげで “尻ぬぐい” させられ、奮戦しているのは感染患者を直接抱える地方自治体の方だ。

 自分はこれ迄 “3.11” 災害時の旧民主党政権が “戦後(直後は知らないから少なくとも1955年以降)最悪” と捉えていたが、どうやらこの認識は “更新” せざるを得ない様だ。
 米国では、同じ緊急事態宣言を出したカリフォルニア州とNY州で、一週間強遅かったNY州が地獄の様相を示していて、果敢なリーダーシップを見せているクオモ州知事だが、宣言の “出遅れ” が批判されている。

 この事例から我が国政府は何を学んだのか。
 結局は何も学ぼうとしなかった訳だ。
 厚生労働省&感染研の頑なな小集団感染源探索/潰しに捕らわれる余りに、春節時期の無節制な来日を許して無症状感染者を自由に歩き回らせた事に起因する市中感染が氾濫した事が今日の日本の状況だ・・・って事は例の "対策専門化委員疫学専門家" で無くとも推察出来ようってもんだ。
 潜伏期間は10日~2週間程度・・・って事は、3月末以降の感染者急増は、総理大臣の全校一斉休校/専門家会議の自粛要請期間最中に感染拡大が始まっていた事を示唆している訳で、この要請自体が機を逸していた事となる。
 その後は例の3連休の間に観られた無節制な外出を許して感染速度を加速させた訳だ。

 国民幅広くPCR検査して素早く陽性者を見つけ出し隔離した韓国の成功例との比較を見れば、我が国の燦々たる現状は厚生労働省/感染研、結局は総理大臣の失政と言える・・・おそらく後世の歴史家はこう検証し評価を下すに違いない。

 緊急事態宣言を出しながら、”2週間は様子を観て” ・・・ なんて “経済優先/国民健康は後回し” の様な事を言って直接担当する自治体トップを翻弄させる今の政府こそ、3.11旧民主党政権に替わって “最悪王” の座に就いたんか・・・と言いたい。

加えて:
 政権目玉施策だった “アベノミクス” も全滅だ:
  ① 消費者物価上昇率2%・・・未達成
  ② 名目GDP600兆円・・・未達成
  ③ 官製賃上げ・・・盛り上がり無し
・・・等々も含めて(出自:日経紙2020年2月27日:”あー、やはり的外れ”)、これを “Jの悲劇” と言わないで何と称するのか(怒)
 “悪い時代に生れっちまったなぁ” ・・・ では済まされん。

因みに:
 ウソかホントか、NETニュースによると、
  ① 斬新なアイデア:ドライブ・スルー方式PCR検査法
  ② 協力的な民間企業:社員研修施設を軽症者向け隔離施設に率先して提供

等々で緊急事態宣言を出さずに感染拡大を収め始めた韓国では、我が国の感染者数推移を見るのが “お楽しみ” だそうだ(意図的にPCR検査数を絞っているので、実態は桁が違うと捉えている・・・悔しいが “的” を得ていると言えそうだ)。

ついでに(少々、不謹慎でありますが):
 ミステリの世界では
  B.ロス(E.クイーン別名):X,Y,Z-の悲劇
  夏樹静子:Wの悲劇

があります。


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