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20200424:最早や ”感染予測モデル” は修正が必要なのでは(新型肺炎感染) [ただの私見]

 2週間程前に厚生労働省新型コロナウイルス感染対策クラスター班の西浦北大院教授(専門:理論免疫学)が感染拡大抑制には “80%” 以上の接触削減が必要と公表していた。

 しかし、21日のTVニュース番組では感染症専門家筋から、今回の新型コロナウイルスの感染力は “発症前0.7日が最大感染力を示す” との学術論文が紹介されていた。

 これに合わせるかの様に、政府専門家委員会は “濃厚接触” の定義を
   -発症二日前以降
   -マスクなしで1m以内/15分以上
の接触と変更した。

とすれば:
 感染予測向けに組み立てられた数理モデルは、感染者感染能を上方修正されるべきだろうし、従って恐らくは80%削減でも急激な抑制は実現されないのではなかろうか

更には:
 意図的に絞ってきたPCR検査では感染者からその発症前に感染を受けた濃厚接触者は考慮外だった筈だから、彼等が “隠れ感染源” になっていた事さえ予想され得る。

とすれば:
 小集団感染源潰しに没頭した厚労省/感染研の取り組みは完全な “的外れ” だった訳だ。
 時が進むにつれて経路不詳、つまりは市中感染が拡大を重ねて来た事になる・・・って事、素人でも解る。
 実際、22日には慶応義塾大学病院が別の病気で来院した方々のPCR検査を実施したところ凡そ6%程が陽性者で、従って既に市中感染が蔓延/拡大している事を示唆してるとの報告があった。

 何という “愚かさ” だろうか。
 歴史的な "失政/失敗/敗北"・・・後世の歴史家はこう断定する筈だ(その頃は自分は向こう岸に渡っているだろうから確認出来ないのが残念だ)。
 "前例踏襲" を旨としてきた我が国の官僚組織/政治組織では "未経験事象には適切な対応が出来なかった" ・・・ とも指摘する筈だ。


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