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20210220:社会紙面は ”不祥事” オンパレード? [雑感]

 一週間前になるが、2月13日付け日経紙朝刊社会面は不祥事記事を "一緒くた" にまとめての仕上がりだった:

1.睡眠剤混入/安全置き去り - 小林化工:記録捏造40年
 皮膚病用の飲み薬に睡眠剤が混入したジェネリック医薬品製造業者が、製造記録を捏造して40年。 その杜撰な経営に対して116日間の業務停止命令が福井県から下された。
 お薬と言う私らの健康維持に直結するにもかかわらずに法令無視 "やり放題" だった様だ。 たったの116日なんて軽過ぎじゃぁ無いのかしらん。

2.共同通信記者:取材情報を流出
 厚生労働省の有識者会議:"大麻等の薬物対策の在り方検討会" を傍聴した折、禁止されていた録音をとり、社外6名へ提供した上、会議内容をツイッター発信していた。
 共同通信社側は見逃していた様だが、偶然からか、以前から怪しい(?)と想っていたのか、厚生労働省側が見つけ出した。
 通信社側は担当記者とその上司らの減給とか戒告等で済ませた様だが、取材は取材される方/する方の相互信頼が守られてこそ質の高い情報が得られる筈だ。 なのに余りにも軽すぎる罰なんで驚いた次第。
 報道機関は他者への批判は厳しいが、自らへは大甘だ。 これでは "私らは正義の味方" とは言えまい。

3.調布陥没は施工ミス原因 特殊な地盤で掘削機に支障 - 東日本高速
 調布市@東京都の外環状道路トンネル工事付近で発生した住宅地域の道路陥没。 新横浜駅周辺でも類似事故が繰り返されていたので無関心ではいられなかった。
 当初は無関係を言い張っていた東日本高速側だったが、施工ミスが明らかとなり、補償問題に発展している。


 この紙面を読むと業種を問わずに規律の無い構造社会に成り下がっている事が良く解る。
 皮肉な事には、同紙の同日の書籍紹介紙面では
   "企業不正の調査報告書を読む"
   著作:安岡孝司(日経BP社刊)

のそれが紹介されていて、日産自動車、日本郵政、関西電力等の事件調査報告書が読み解かれている程だ。

 ヤレヤレ・・・
 文学文藝の素養の無い自分でも直ぐに
  "浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ"

って想い出しましたよ。 泥棒ならぬ、良からぬ事を企む人間は尽きない様ですなぁ ・・・ (>_<)

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