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20230129:週刊誌はどこへ行く? [雑感]

 創刊以来100年余の歴史を持つ "週刊朝日誌" がこの5月末を以て休刊となるとの事だ。 自分はこの社系の発行媒体を全て嫌うので何とも想わないが、万感の想いを抱く人達もおられるには違いなかろう。

ところで:
 週刊誌の発行部数は印刷証明書版が最も信頼出来ると言われているが、一般週刊誌&児童向けコミック版のそれを観ると、例えば以下の通り:
   一般週刊誌事例:
     週刊文春 ≒ 577K部・・・①
     週刊新潮 ≒ 390K部・・・②
     週刊朝日 ≒ 117K部・・・③
   児童向けコミック週刊誌事例:
     少年ジャンプ ≒ 1,692K部・・・④
     少年マガジン ≒   715部・・・⑤
     少年サンデー ≒   278K部・・・⑥
 (以上:2019年1~3月間 "号辺りの平均発刊部数" )

 人気コミックを掲載している④がダントツで、一般誌トップの①でさえ⑤にも及ばない。 過年度データーを観ても一般週刊誌は全体的に "じり貧" 傾向にあって、③が休刊になるのは時間の問題だった・・・そんな感じがする。
 一般週刊誌のトップ記事は政治家や芸能人のスキャンダルが普通だが、特大ネタはそう*2毎号掲載出来る筈も無い。 ネットで入手出来るニュース一般なら週刊誌を待つ迄も無い。 それなりの学識/有識者や文芸家等の連載エッセイとか小説もあるが、それを読む為に定期購読する人が多いとは想えない。

そこで一般週刊誌に起死回生の手はあるのか・・・:
 想い出すのは、今は昔、故・手塚治虫氏:"陽だまりの樹" が大人向けコミック誌に長期連載されていた事があって、自分はそれを毎号の楽しみにしていた。
 そこでだが、大人の鑑賞に堪え得る様な質が高く、中身の濃い "コミック" を掲載したら新たな読者層を獲得出来る・・・と皮勘定してみたけど、果たして・・・
 成人向けコミック週刊誌分野の美味しいところを浸食する訳だ。
 そんなコミックがあるのか・・・って?
 それが大ありだ・・・その証拠に、最近のTVドラマの多くがアニメを原作原案としている程なのだ。 例えば、"イチケイのカラス" なんか、一押しの好例としか想えない。

 これに倣えば、法の裁きを逃れている悪徳政治家や経済人、芸能人その他大勢を徹底的に懲らしめるのなんかは?・・・そう、今は大昔に流行った "必殺仕事人" の現代版よっ!
 必殺ものにはG13の様なスナイパーものがあるが(:これはこれで最高に面白い!)、現下の身近な "悪に×" を下して、名も無い私等一般庶民の鬱憤を晴らすのだ。

 もう一世紀近くも前になる事だが、米国ミステリー黄金期にE.クイーンが正体不明のB.ロス名義で超名作を発表して話題を掠った事があったが、覆面原案作者/覆面原画家等々の話題造りを背景に、せめてズバッっと鬱憤を晴らせる作品が良いのだがなぁ・・・それに加えて、やり手の弁護士の監修を受けて名誉毀損をクリアしておくのだが・・・

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