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20200908:潰瘍性大腸炎がもたらしたモノとは・・・(総理突然の辞意表明) [雑感]

 多くの評論家が "これは無い" ・・・ って言っていたが、"見事に" 外れて先月28日夕刻の安倍総理大臣による "突然" の辞意表明。

 現役の一時期に同じ病を抱えていた上司を仰いだ経験を持つ自分は、総理の8月に入ってからの2回に渡った "検査" の報道から "再発/増悪(:医療用語で "悪化" の事 )" が進んでいると推察していた。

 恐らくは "ドクター・ストップ" が掛かり、政治日程との兼ね合いからの苦渋の決断だった筈だ。
 憲法改正・北方領土解決・拉致被害者奪還等、再登場の際の政治目標はどれも達成にはほど遠かっただけに無念だったに違い無い。
 加えて、コロナ禍では打つ手*2が結果的には的を外し、更に医系技官@厚生労働省の反撥を招いて八方塞がりの感だった。

ところで:
 難病とされる多くがそうである様に、潰瘍性大腸炎も原因不明の病だ。
 症状を抑える画期的な薬が開発されているとは言え、永年に渡って服用していれば身体の方が "耐性" を持ち始め、それだけでは済まなくなってくるのが普通だ。
 おまけに総理大臣職は我が国で最も過酷な要職とも言えるもんだから、ストレスに襲われつつづければ "尚更" と素人ながらも想える。

 自分の上司は、結局は "大腸摘出" 手術を受けてこの病に "ケリ" をつけた。
 "もう大腸炎には一生掛からない" ・・・ って嗤っていたが、勿論無理は出来ずに、慎重な日常生活が必要となり、完全なデスク・ワークで済む職場への異動となった。
 お互いに現役引退した今、術後10年以上経っているが "健在" だ。

さて:
 安倍総理大臣の業績は、無責任な政治評論家等が今の段階であれこれ言う事では無く、後世の国民が評価する事だ。
 自分に限っては、外交と、今はコロナ禍でポシャっちゃった国内景気回復以外は同意しかねるが、とにかく永きに渡ってこの国の舵取りをされて来たお方だ。
 今後とも健康だけは留意されたい。

そして:
 一議員としての政治活動は継続されるそうだから、"モリカケ問題"/"観桜会事件" にまつわる説明責任だけはお果たしになる様に・・・そう、"飛ぶ鳥跡を濁さず" に倣って。
 じゃなきゃぁ、日本はまともな法治国家でなくなり、後世の歴史家が厳しい評価を下すに違い無く、それはご本意ではあるまい。