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20221001:”お布施” 問題、或いは ”宗教とお金” [雑感]

 お坊様からはキツいお叱りを受けるに違い無いけど、今や "葬式仏教" と指摘される程、葬式とか法要の時でしか "お寺さんとのお付き合い" が無くなっている例が多い時代だ。
 その仏教界の難題の一つとして "お布施問題" があるとの指摘:
   "仏教界 お布施に透明化の波"
    - コロナ禍で利用者の目厳しく
   (日経紙:2020年9月8日付け夕刊・くらしナビ紙面)

 葬儀とか法要で支払うお布施の額が一般には
   明細が "不明" かつ "不透明"

で、領収書の発行さえ無いのが普通らしい事もあってか、利用者の不満が溜まっているそうだ。

が・・・:
 幸いなるかな、我が家では
  自分の両親:無宗教墓園に納骨して年間管理料負担・・・①
  我がワイフ殿両親:実家が某派お寺の檀家。
          そこへ納骨し、遺族代表が法要等へお布施支払い・・・②

としている。

 ①は、我が親父殿おふくろ様が生前に墓地墓石セットを調達していて、私等の負担は実質無く、つくづく両親の "先見性" に感謝している。
 その時が来たら自分も "そこに入る" つもりだ・・・って言うのも、自分は赤の他人と一緒くたの樹木葬とかの合同葬はイヤだし、海とか宇宙への散骨も性に合わないからだ。

 ②では、時にある法要経費の一部負担をしているが、苦になる程の高額では無い事に助かっている。

 ヨーロッパ諸国では今も基督教信徒が多い事もあって "教会税" なる税制をとる国では、信徒が自らが属する教会へ収入のなにがしかを支払う仕組みがある。 支払いの無い信徒は教会のイベントへの参加が出来ないとかが社会的な問題となった事もあった・・・とは聴いた話だ。

 信仰そのものは各個人の心の問題である事は勿論だが、霊感商法とか強制的高額献金の様な違法行為は、法治国家である以上は厳しく断罪されなければ誰もが納得しない。
 "宗教とお金" の関わりは、信仰の自由を前提とする国では何処でも論点が幅広く、そして深い様だ。
 我が家に限って言えば、この種の問題を抱えていない事に感謝するしかない・・・例のカルト教団問題の報道を見聞きする度にそう感じ取りっているのデス。

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