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20221013:”真説”- サンマは目黒 [食]

 9日(日)には3年振りに "目黒サンマ祭" が開催された様だ。
 東京都目黒区民を対象とした区祭の一つで、提携市である気仙沼市から1K匹が供給されたとの事だ。
 ここ横浜市北部のスーパーからは昨日のブログでご紹介の通りに "サヨリ" と見間違う程やせ細ったサンマしか見当たらなかったが、目黒ではどうだったか。
 実のところ、TVニュースで垣間見た姿だけでは良く解らなかった。

ところで:
 何故、"サンマは目黒" なのか
 有名な噺が根拠になっている事は周知の通りだ。
 つまりは、江戸時代、世情の事を何も知らないお殿様が鷹狩りに出向いた目黒付近で偶然に食べたサンマがことのほか旨かった事から "どや顔" で家来に言い渡す姿を "嗤う" お落とし話が通っている。
 これも一理どころか大いにある "落ち" だ。 このノーテンキなお殿様とは、家光公辺りなんだろう・・・と自分は想っていた程だ。

が・・・:
 間もなく一ヶ月ほど前になるだろうか、NHKR1深夜便で現役の噺家さんトーク番組があって、そこで "真説"(?) が紹介されていた。
 江戸時代、房総沖辺りで穫れたサンマを河岸へ運び、更には街中へ運んで江戸庶民に売りさばいていた時代。 今の様な冷凍技術が無かったから "塩を振って" 運んだところ、その塩で "良いあんばい" に馴染んだ頃合いが丁度目黒辺りだった。
 つまり、
   塩加減バッチリのサンマなら目黒あたり

・・・これが "真説" と紹介されていた。
 成る程、こちらの方が "通(つう)好みの落ち" だ・・・と感心しながらも、いつの間にか眠ってしまっていたが、この説だけが記憶に残っていたのが不思議と言えば不思議でありまする。

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