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20230307:何故に今頃 ”新訳本” が?(一世紀近く前のミステリ) [ミステリ三昧]

 我が国のでは "源氏物語" とか、海外物では "イーリアス/オデッセイ" とか、この種の古典モノは "新訳" と言うか、"現代語訳+新解釈" 版が出版されると大変有り難い・・・と想うのが老生だけではあるまい。

それが・・・:
 最近は1930年代以降に大ヒットして我が国ではミステリの古典と位置づけられて久しいE.クイーンものの新訳版がいくつも出版されていて、それなりに評判(?)になっている・・・って "風の便り" に聴いた。
 それとなく入手して改めて読んでみると、
   -中学生時代に夢中になって読みふけっていた事

を今更ながら想い出し、犯人を覚えている事件では
   -こんな所に布石が・・・

って気がつくのも面白い。

が、一番有り難いのは
   -フォント・サイズが大きくなっている

事だ(新訳者のご苦労を差し置いて申し訳無いデス)。
 大昔のポケミスなんぞを引っ張り出してみると、そのフォント・サイズの何とまぁ小さい事と言ったら・・・最早読めない。
 成る程、今は昔、読んだ年代層を狙った新訳版なのか・・・って気がついた。

因みに:
 老生は寝っころながら読むので電子版読書は好みませんのデス。