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20230315:たまには身方してくれる?(司法) [雑感]

 自分は気が短い事もあってか、或いは偏見の持ち主だからか、凶悪犯の判決が軽くて納得出来なかったり、犯罪者人権が問題になる事はあっても被害者のそれを重んずる配慮が不足しているのではなかろうか等々、司法の判決には "?" がつくのが結構多いと感じている。
 特に最近では聴覚障害者の生涯収入が健常者の85%と査定した判断には大変不満で憤慨し、ブログ投稿さえしてしまいました(*1)。

が・・・:
 今回の裁量は実に理に適っていると感じた:
   東京地裁 値上げ強制 「裁量権乱用」
    -都内タクシーの訴え認める
   (日経紙:2023年3月7日付け朝刊社会面)

 関東運輸局が2022年10月に燃料費高騰に伴ったタクシー運賃幅 "引き上げ" を公示(対象;都23区+三鷹市+武蔵野市)した:
   普通車初乗り≧¥470- ← ¥390-

 これに対してタクシー会社2社が
   固定客の喪失による営業収入減少が経営に影響をもたらす

と訴え、値上げせずに営業継続しても
   運賃変更命令に従わない事を理由とした事業認可取消処分を受けない事

との訴訟を東京地裁へ起こした結果だ:
   関東運輸局による一律値上げ判断は "合理性" に欠け、
   "裁量権の逸脱・乱用" に当たる

と東京地裁が判断したのだった。

 自分は昨年このニュースを知った時、関東運輸局は
   - タクシー会社側への配慮を優先し、
   - 利用客の利便性喪失へは配慮しない根拠説明が無い

と感じ、相変わらず "役所は市民目線が皆無だ" と想ったのだった。

なので・・・:
 今回は司法の判断に納得した。
 運転免許証返納を強要まがいで促し、買い物難民や医療機関通いが出来なくなった高齢者の存在を考慮して関東運輸局が "運賃値下げ" を指導するなら話がわかるのだが、全く逆だからねぇ・・・
 役所側と所管先業界との "癒着" が疑われても仕方があるまい。

ついでに・・・:
 記憶違いで無ければ、今は昔に京都市内でも似た様な事があったような・・・

ついでに-その2:
 中央省庁やその外局の役人は残業したってタクシー券があるから身銭切る必要が無いし( ← 税金だ )、その経験も殆ど無いだろうから "市民目線なんぞ考えた事が無い" ・・・ なんて下衆の勘ぐりなら良いんだけど。
 そう願うばかりデス。
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(*1):20230305:85%

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