SSブログ

20201107:”マスクは無効&無用” と言ったあの感染学者先生は今どうしている?(コロナ禍) [雑感]

 先月22日(日本時間)に学術論文誌@米国で公表され(*1)、記者会見でも紹介された河岡教授グループ@東大医科学研究所等の実験結果は素人目にも見事だった:
  ”新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果

 不織布を芯材として使う外科用マスク、所謂 "サージカル・マスク" でも吸い込み/吐き出し時のウイルスの一定量遮断効果が明確に認められ、感染防止に向けたマスク着用の "有効性" を示していた。

 "飛沫" 経由感染が多いとされていたが、特殊なPP(ポリプロピレン)樹脂をブロー成形して作られる "不織布は水を通さない" 事から、期待されてはいた事だったものの、現実のCOVID-19を使った実験であるだけに説得力があった。
 試してご覧下さい。 "不織布マスクは水をすくえる" のです(ガーゼ製マスクではこうはいかない)。
 感染学者によっては、この結果から日常生活に於けるマスクのウイルス遮断効果は "ワクチン並み" に相当するとも読み取れると指摘している。

ところで:
 3月下旬の第一波感染ピーク時頃迄は実に多くの感染学者や公衆衛生学者がTV番組で大活躍された時期だった。
 感染学者の殆どが、それに公衆衛生学者は全員が "マスク&手洗い" の必要性を指摘されていたが、自分の知る限りに於いては感染学者の中で "2名" の方が
  "ウイルスに対して不織布マスクなんぞ、何の役にもたたない。
  自分は外出時で付けた事が無い。"
って仰っていた。
 このお二人は今回の実験結果をどう見ているのだろうか。
 専門家とはいえ "お粗末発言" になっちまったが、勿論TV局側はとっくに忘れているのだろう、今日に至ってもフォローしていない。
 学者にもいろいろな方がおられるが、言いッ放しは良くない。
 素人である国民への丁寧な説明が必要なのは何も政治家だけじゃぁ無い。

そう言えば・・・:
 この内のお一人は、
  "アビガンなんぞ効くとは想えない"
っても仰っていたぜい。

そう言えば - その2:
 今一方は、厚生労働省が明らかにPCR検査止めに向かっていた時、
  ”PCR検査陽性だからって治療法が無いのだからどうしようも無い。
  病院に入れたって仕方が無いでしょうが”
ってな事、仰っていたぜ。

 この方々にとっては、老生のような "物覚えの良い" 輩は "不都合な存在" だろうなぁ・・・えへっ!
-----
(*1):以下、東大発表より引用
 雑誌名:mSphere(10月21日オンライン版)
 論文タイトル:Effectiveness of face masks in preventing airborne transmission
        of SARS-CoV-2
 著者:Hiroshi Ueki, Yuri Furusawa, Kiyoko Iwatsuki-Horimoto, Masaki Imai,
    Hiroki Kabata, Hidekazu Nishimura, and Yoshihiro Kawaoka*
 DOI:10.1128/mSphere.00637-20
 https://msphere.asm.org/content/5/5/e00637-20.full




共通テーマ:日記・雑感