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20220504:超円安は ”黒田安” [雑感]

 今の殆どの方々は "外国為替固定相場":
   $1=¥360

の時代をご存じないだろう。
 日本経済の高度成長に同期しながら自由相場になって徐々に円高となっていったが、それでも海外旅行が盛んになった時期とて
   $1=¥200

程度だったと記憶している。 円高の行き着く先は確か2011年頃だったか、
   $1=¥70台

の相場だった記憶がある(但し、手抜きですが未確認)。 明らかに行き過ぎの円高相場で、第2次安倍政権が円安誘導へと政策的に舵切りした訳だったか(但し、曖昧な記憶)。

 一般に円安であれば輸出産業は潤う仕組みだが、今や極端な資源高であり、物作りが得意な我が国のそれが専ら "加工" であればそうは言えなくなっている時代だ。
 加えて、高付加価値加工業は我が国だけの得意技では(残念ながらとっくに)無くなって来ている現実がある。
 更に、今や米国は低金利政策を脱却して新たな
   コロナ危機/ウクライナ危機後

に備え始めている。
 一方我が国の金融政策は日銀総裁が頑なに低金利政策に固執し、その結果として円が売られ、ドル買いへの流れが本流となった。
 それが、ここしばらくは $1≒¥110 辺りで小幅の動きだったのが、急に
   $1=¥130

・・・って言う年初には経済学者の誰もが予想だにしなかった "超円安" 事態で、政策修正が無ければ回復は不可能の様だが、あの "文書交通・・・経費" のいい加減な改正で観られる様に我が国の政治家に自己改革を望むのはもう無理だ。
 そんな政治家だらけだから何も手を打とうとしない・・・この円安は即ち黒田総裁が引き起こしたまま放題になっていると言っても良いので、
   黒田安

と命名して記録しておく他あるまい。
 資源高が戻る事はもう無い・・・そういう経済専門家もいる様だ。
 残念ながら、昔流の加工立国では成り立ち難く、神風も吹かない

・・・そこで "魘されながら" 目が覚めました。
 経済学者でもないのにこんなしょむ無い・・・正に悪夢でした。
 "正夢" にならない事を祈るだけでありまする。

ついでに:
 ”円安は労働力の安売り” ・・・そう断言し、糾弾する識者も現れ始めている始末です(日経紙:2022年4月29日付け朝刊マーケット総合紙面:”大機小機”(記事署名:"吾妻橋" 氏)。

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