SSブログ

20220812:故・清張氏ならどう綴る?(政治&宗教) [雑感]

 "没後30年" と言う訳で松本清張氏に関わるTV番組が目に付くので、ふと
   "日本の黒い霧" に代表される様に、
   我が国のダークサイドに切り込む作品も多かった氏だが、
   現下の新興宗教と政治の "ニギ*2" をどう描くのだろうか

・・・なんて想ったりしていた。

 氏には強い関心があった筈だ。
 "昭和史発掘" でもそうだったし、また日本共産党と創価学会の間の憶え書き、すなわち "創共協定"、或いは "共創協定" のきっかけを作ったのは氏だとも言われている。
 また遺作にして未完に終わった "神々の乱心" では、なんと皇室に入り込もうとした新興宗教の "邪心" を扱おうとしていた程だ。

 何か、与党&野党議員を縛り付け、政治的野心を遂げようとする新興勢力と既往勢力の軋轢の中で第三国の思惑が絡み、殺人事件が発生。 そこから政治にまとわりつく闇が炙り出されて・・・なんて筋書きは "古くさく" て "陳腐" 過ぎるなぁ。

 だもんで、そこの所を今風にアレンジして・・・って期待したいけど、残念ながら今の我が国のフィクション/ノンフィクション世界で宗教と政治のモヤ*2を描き切る方は現れてはいない様だ。 悪徳政治家と資本家が結託して悪事を働き、それに気がついた民間人が殺され、イケメン刑事が上からの圧力をモノともせずに解決していく・・・せいぜいこんな筋書きのTVドラマ程度ばかりだ。
 そんだけ窮屈な時代感なのだろうか。

共通テーマ:日記・雑感