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20220814:分子進化学者以外は誰もが外した(コロナ禍ο-株亜種感染拡大予測) [雑感]

 どうやら東京都及び隣接3県では7月最終週~8月第一週にかけて、ブロード、かつこれ迄に無い高さだったがピークを迎えていた様だ。

ところで:
 大分前、つまりは7月初め頃から "感染症専門家" 筋の見立ては
   8月央、もしくは以降迄は拡大が続く、

だったし、加えて "シミュレーション屋" の見立ては先月央辺りまでは
   9月迄拡大基調

・・・との予測をたてて警鐘を鳴らしていたが、7月後半になって実効再生産係数の増大が鈍くなってきている事から8月に入った途端に "慌てて"
   8月前半にピークアウトか

って修正してきた。

一方で・・・:
 自分の見聞きし、理解した限りでの話だが、7月央には既に某分子進化学者が:
   今のο-株亜種は早々に自滅していくので、
   早ければ7月下旬、
   遅くとも8月上旬には感染拡大ピークを迎える。
   次の感染拡大は新たな亜種が登場した時、

との見立てを示していて、TV番組(7月央:BSTBS "報道1930" )MCが驚くばかりだった事をよく覚えているし(*1)、同席していた某大学感染症専門家は
   そうは想えない。
   早くとも8月央以降迄は拡大が続く

と断言していた。

再びの "ところで" だが・・・:
 シミュレーションするには "尤もらしい数値モデル" の上で多数の仮定パラメターを設定して行うのだが、現下の亜種の本質を捉えていないと基本再生産係数実値との乖離が大きくなり、遠い先迄の予測を外れる事を免れない。
 そこで通常は日々の感染者数を取り込んでモデルに日々修正を加えるのだが、単なる数値モデルだけでは過去の説明は出来ても未来予測精度は格段に落ちる。

 今回の場合は、ο-株亜種の特性を理解出来る分子レベルのウイルス学専門家の知識無しには高精度シミュレーションは難しいって事を意味している。
 結局、分子進化学者以外の国の分科会や専門家会議のメンバー、感染症を専門とする大学研究者や研究法人所属者の見立ては悉く見当違いに終わったが、誰一人として見間違えた事には触れていないで、 "涼しい顔" でTV出演しているから腹立たしい・・・だけでは無く、偏屈な自分は嗤ってしまいたくなっちまう。

 彼等彼女等は学識者としてはまさしく恥知らずだ・・・とさえ想う。 ましてや何の知識も学識も無いズブ*2素人があれこれ言うのはもういい加減にしてくれ・・・って言いたい(まぁ・・・、自分も素人なんだが)。

最後に:
 全く感染症専門家の言う事は当てにならない。 もうこれからは彼等彼女等の言う事には従わない・・・つもりさえする。
 打つ手が無い国もそう想っているのかも・・・
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(*1):因みにこの方は、昨年央のデルタ株感染拡大の急峻な収束についても予測されていた唯一の方だった。

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