２０２２０８３０：”梨” はおふくろ様の味

　梨は大好物。
　おふくろ様実家が鳥取県で、お互い代替わりして今は途絶えているが、昔は "二十世紀" を箱詰めで毎年の様に頂戴していた。　上品な甘みの中に爽やかな酸味があって美味しい想い出しか残っていない。

梨と言えば：
　今は昔、ここ横浜北部丘陵地帯では "はま梨" と名付けた梨の農家が散在していたが、世代交代と共に見かけなくなってしまっていて、地元でありながら最近は滅多にお目にかからない。　あの、"はま梨" と銘打ったのぼり旗が閃くのは良い感じだったのだが・・・

　スーパー等では今や "幸水" が全盛で、千葉県産が出始めてしばらく経った頃だ。　まだ手軽な値頃感が湧かなかったが、農家の中には雹（ひょう）の被害にあったところもあっただろうから・・・と思い、買い求めた。
　少しだけ冷やして食べるのが我が家流で、自分には甘みがやや強いが十二分に美味しかった。

　少しだけ贅沢してネットで二十世紀梨を注文でもしてみるか・・・気象庁からの予測では厳しい残暑が続く模様らしいが、おふくろ様を思い出す事としよう。
　ほんの少し秋を想わせる真っ青な空を見上げながら、そんなしおらしい想いをしているのです。