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20230609:”辛い” ゼ! ・・・ 電気料金↑↑↑ [雑感]

 国民よりも所管先の経営安定化を優先しているとしか自分には想えない経済産業省の認可によって電力各社による一般家庭向け電気料金が今月よりも改定・・・イヤ、正直に言えば改悪されて単価が値上げされた。
 夏場の酷暑が続く時はエアコンをフル稼働せにゃぁ乗り切れないのに・・・農業を営む方々には申し訳無いが今年は "冷夏" を期待するするっきゃないのか。
 経済弱者たる高齢者が過度の熱中症で重症になるとか彼岸への旅立ちになるとかの事故が増えなければ良いが・・・こうなると事故って言うよりも "事件" だ。

さて:
 電気料金は、大まかには
   基本料金(契約内容による固定料金)・・・①
   電気量料金(使用量による1kWh当たり単価ベース)・・・②
   再エネ発電促進付加金・・・③

の合計で決まる。

 ②には "燃料調整額" が含まれていて、今回の値上げは昨年来の発電用燃料価格の高騰を考慮したとされる。 ところが、現下の市場相場は昨年夏場対比で90%超下落しているので、この分の値上げ分は "修正" されなければならない。
 ③は火力発電費用の急増で転化差額は縮小される。

 以上から秋以降の電気代金は "値下げ" が期待出来る・・・とは経済専門家による "まさかの解説記事" だった(但し非専門家たる老生の解釈による):
   高井裕之氏署名記事(国際ビジネスコンサルタント)
    「電気料金値上げの本質
   (日経紙:2023年6月1日付け夕刊マーケット・投資紙面)

 ホントならうれしいな・・・って瞬間想ったけど、電力各社の中には徒党を組んで闇カルテルまがいを結んで電力自由化による消費者への恩恵を帳消しにする様なブラックなところもあるから、その性善説を前提とした様な公共性を単純には信用出来かねる。

 料金自由化制度ではあっても
   -電力各社に過剰な利益を与えない
   -利用者には過剰な負担を附させない

事を考慮した経済産業省認可制となっていた筈だが、悪知恵を考えだす者が必ずやいるもので、"いろんな理由" をつけて "値下げを先送り" としか自分には想えない。
 一度でも値上げで味わった "蜜の味" を手放す善良な経営者がいるとは想えないが、それでも "的外れ" になる事を切に願う。

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