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20230628:”冒険者” に弔意(タイタニック号観光潜水艇事故) [故人を悼む]

 4Km程の深海に横たわっているタイタニック号を間近で観光する潜水艇・・・水圧に耐えきれず圧縮破壊して乗船5名が犠牲になった・・・との報道だ(23日AM)。

 "4Km・・・も、無謀だなぁ" ・・・ と想っていたら、既にルーチン化した "観光業" との事で、加えて驚いた事に日本人でも乗船経験者がいて、間近に観たタイタニック号の模様を紹介していた事だった。

 老生の様な臆病者には "民間宇宙飛行" を含めてとても考えられない "冒険" だが、人によっては金持ちの "気まぐれ" とか "蛮勇" って言うかもしれない。
 が、老生は同時に新型コロナのパンデミック初期の頃、"ヒューマン・チャレンジ" と称する試みが米欧で開始され、それに参加する若者等が結構大勢いたとの報道に大袈裟に言えば驚愕してしまった事を何故か想い出す。
 これを報道したTVニュース番組のMCは
   とても日本では考えられない

って言ってましたよ。

 彼等彼女等には未知なるものへ挑戦せずにはいられないDNAを持っているとすれば、結局とどのつまりは、深層心理の底には彼我の絶対的な "違い" を感じずにはいられない。 その根源は狩猟民族と農耕民族の決定的な違いに由来していると老生は信じている(が、根拠の無い妄想かもだ)。
 まぁ、そんな訳で、縁もゆかりも無い5名の方々だが、彼等の "冒険+勇気" に弔意を感じずにはいられない。

付記:
 最近、NHKBSで "アポロ13号" が再放されていて、その録画していたのを観ていた時期とこの事故報道が重なっていた事もあって "劇的な救出" になるのでは・・・なんて想っていた老生は余りにも幼稚でかつ愚かでした。

もう一つの付記:
 その後の報道で、事故を起こした潜水艇運営会社には深海観光を継続するには危険が多過ぎるとの警告が何回も出されていた事を知った。
 とすれば、タイタニック号の氷山との激突による沈没も事前に警告が出されていた様だったから、偶然が重なった悲劇と言えるのかも。
 それでも老生は彼等には弔意を示したい。

更に加えて:
 ICTを巧みに活用して若くして超金持ちになっただけで無く、ロシアから打ち上げて貰って宇宙ステーションへ辿り着き、しばらくの間にそこでの滞在を "楽しみ"、やはりロシアのロケットで帰還した前澤某氏の様な "挑戦魂満載(?)" の日本人もいる。
 彼は "正月にカネをばらまく" ・・・ って様な、老生には訳の解らん事ばかりする変人では無い様で、次なる冒険は "マリアナ海溝" を間近に観る事だそうだし、更にその次は "月周回旅行" も考えているそうだ。
 こう言う日本人がいる事にチコッと "ホッと" する老生は、自分自身を理解出来ないでおりまする。

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