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20230622:無理も無い(キャリア組東大卒10年で半減) [ただの私見]

 本年春に実施した国家公務員総合職(即ち、所謂 "キャリア官僚" )試験結果が公表されていて(6月8日:人事院)、それに依れば "本流" とされる東大卒合格者数が激減し、ここ10年で半減しているそうだ:
   霞ヶ関「東大卒」10年で半減
    - キャリア官僚合格200人割れ
    - 働き方改革の遅れ響く
   (日経紙:2023年6月9日付け朝刊政治・外交紙面)

 勿論の事だが、これは東大卒の学力が低下した訳では無く、そも*2が国家公務員職を就職先に選ばなくなったと言う事に過ぎない。 はっきり言ってしまえば、中央省庁は職場として観れば完全な "ブラック" で、ほぼ連日深夜迄の "資料作り" の連続・・・とのイメージしか無いから無理も無い。

 国会開催中は議員からの問い合わせ資料の作成に追われ、本来は国家のあり方を計る為に・・・と意気込んで入省入庁したのに
   気の滅入る雑用ばかりだ

・・・とは、老生がかってお付き合いした某省某課の某課長補佐氏の言だった(この方は見切りをつけて某大手民間シンクタンクへ勤務先を変え、今は活躍の真っ盛りで、再会すると実に若々しい)。 今は昔の事だったが、"霞ヶ関の実態" は未だに変わっていない様だ。

とどのつまりは:
 明らかに自らに比べて "学識の劣る" 国会先生方から指図される馬鹿*2しさに "不快さ"、更には "憤り" さえ感ずる様になってしまうのだろう・・・そう推察する。
 妄想を逞しくすれば、これも国家大系を計るべき政治家が劣化してしまった事と連動しているのだろう・・・そう想わざるを得ない。

加えて・・・:
 気の利いた大手民間企業では良質人材を好条件で掻き集めているから、東大卒に限らず "大卒の霞ヶ関離れ" の加速化は避けられないと推察するのは容易だ。
 引用記事では "働き方改革" が遅れていると指摘していたが、老生の見方はチコッと違っていて、現状改革は国会の先生方の "放漫さ" を改革する事無くして成し遂げられる筈は無い・・・そう確信している。
 "身を切る事は絶対にしない" 国会の先生方の現状が変わるとは想え無いから、結局は霞ヶ関における働き方改革は残念ながら "永遠に成し遂げられない" ・・・ のが老生の結論だ。
 昨日投稿ブログに引き続いての "残念" と言うしか無い。

ついでに:
 そう言えば、身を切る改革・・・って主張する躍進政党があったっけ。
 国会で質問する時のパワポやエクセル資料、自前でしたか?

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